2015年3月20日金曜日

Buffalo WHR2-A54G54 で 2.4GHz 帯が動作しました

バッファロー WHR2-A54G54 は、先日の DD-WRT (14396) のインストールで、5GHz 帯の IEEE 802.11 a モードのみが動作していることを確認しました。今回 2.4GHz 帯の IEEE 802.11 b/g モードも、ようやく動作させることに成功しました。

2.4GHz 帯のデバイスが DD-WRT で使用できていませんでしたが、
原因が判明して、無事アクセスできるようになりました。

現象

インストールした直後では、5GHz 帯の電波も 2.4GHz 帯の電波も発射されていて、クライアントとなるパソコン上でも両者の電波(ESSID)を発見できる状況でした。しかしアクセスを試みると、なぜだか 5GHz 帯のものしかアクセスすることができず、2.4GHz 帯ではアクセスが出来ませんでした。どうも無線LANのデバイスとしては動作しているにも関わらず、どこかでアクセスが阻害されている感じとなっていました。

原因の発見

そこでいろいろと調べてみると、大変なことを発見しました。それは4個のポートを有している有線 LAN の部分と無線 LAN の部分のブリッジ設定に問題があるのを発見しました。

シリアルコンソールでの操作などからWHR2-A54G54には、次にようにデバイスが名前を付けられていることが判明していました。
  • eth0 = 有線 LAN ポート
  • eth1 = WAN ポート
  • eth2 = 5GHz の無線 LAN
  • eth3 = 2.4GHz の無線 LAN

DD-WRT のブラウザ設定画面の [Setup] - [Network] - [Current Bridging Table] を見てみると、br0eth0, eth2 しか存在していませんでした。そうです! 2.4GHz 帯のデバイスである eth3 が他のデバイスとブリッジ(連絡)されていませんでした。

DD-WRT のブリッジの設定画面です。黄色く着色した部分が関連した部分です。

ブリッジ設定の訂正

そこで手動で eth0, eth2 へブリッジの追加設定を行なってみました。上記と同じ設定画面の中の [Assign to Bridge] のところで [Add] ボタンを押して、br0eth3 を追加するようにしました。設定を反映させるために [Apply Serttings] のボタンを押した後、ルータの再起動で一分程度待った後、再度同じ画面を表示すると [Setup] - [Network] - [Current Bridging Table] の br0 ところに eth3 が追加されていました。そして、パソコン側から無線 LAN で 2.4GHz 帯の IEEE 802.11 g モードでアクセスすると、ちゃんと接続が可能で、通信も正常に行うことができました。もちろん 5GHz 帯と同時にアクセスも問題ありませんでした。

5GHz 帯と 2.4GHz 帯を同時にアクセスすると Wireless 1 と 2 のランプが同時に点滅します。

原因が判明してしまえば、「灯台下暗し」の例えではありませんが、こんな落とし穴があるとは思ってもいませんでした。二つの無線LANデバイスを有している無線LANルータに DD-WRT をインストールしたにも関わらず、片側の無線LANデバイスしか使用できない場合には、このブリッジ・テーブルを確認してみてください。もしかしたら一つの原因かもしれません。

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