なお PR-400NE にはスイッチングハブからのケーブル一本だけを取り付けてネットワークの内部と外部の接続点としての役目を果たしてもらっています。
なおオプションの無線 LAN は申し込んでいないため、PR-400NE 上部のソケットは空きのままとなっています。
まず設定の前に以前の光プレミアムで使用していた CTU の設定を記録しておいて、紙にプリントアウトしておきました。これは以前と同じ設定をするためです。
今までの光プレミアムで使っていたサブネット 192.168.24.1 から標準的な 192.168.1.1 へ戻っています。しかしすでに 192.168.24.1 を前提に多数の機器を設定しているため、この設定の変更から行うこととしました。
しかし PR-400NE の自分自身の IP アドレスを設定するところが見当たりません。もしかして 192.168.1.1 へ固定設定してあるのかと思って、自宅サーバーの named や dhcpd を変更して対応しようと諦めかけていました。PR-400NE の DHCP の動作を停止させようとしたところ、この「DHCPv4サーバ設定」の設定のところに PR-400NE の IP アドレスの設定がありました。ここで 192.168.24.1 へ設定変更をして、念願だった DHCP の動作を停止させることもできました! 長年に渡ってこの不要な dhcpd の動作に悩まされていたので、本当に助かりました。
念のため PR-400NE を再起動させて新しい設定に進みました。PR-400NE を設定するパソコンもちゃんと自宅サーバーの dhcpd から発行された IP 設定情報を受け取っていました。
インターネットサービスプロバイダには @nifty を利用しているため、この設定を CTU と同じように設定しました。すると外部へもちゃんと接続できるようになりました。
次に asterisk で直接接続している @nifty の IP 電話の設定です。
ポートの開放は「静的 IP マスカレード設定」で行います。外部からの SIP パケットを asterisk が稼動している自宅サーバーへ振り向ける設定をします。
パケットフィルタは「IPv4パケットフィルタ設定」で行います。CTU の設定と同様のもののようですが、設定方法が少し変わっているようです。パケットフィルタリングの仕組みは、基本的に若い番号順にパケットフィルタの内容を評価して行って、該当する項目で処理されて行くもののようです。1番から18番までは初期値として最低限のパケットフィルタが設定されていました。asterisk 用に SIP パケットを処理するフィルタを19番から設定をしてもよいのですが、これよりも優先させたいフィルタを設置する可能性もあるため、ここでは21番から設定を開始しました。外部にある IP 電話のサーバーの IP を whois コマンドで調べて設定を行いました。私の場合、voip09.nifty.com のため 210.227.109.253 です。この 210.227.109.253 と自宅サーバーの 192.168.24.101 の間で UDP パケット通信を通過させる設定を行いました。なお内部の自宅サーバーから外部へ IP 電話サーバーへの通信は特に定義をしなくても出て行くようです。そのため設定例の21番と22番の項目だけを有効にして23番と24番の項目は無効としました。これでちゃんと IP 電話が通話できることを確認しました。なおベルを鳴らすだけでなく、通話そのものも出来ることを確認することが必要ですので注意しておいてください。意外とベルは鳴るのに通話が出来ないことはよくあることです。
パケットフィルタの最後の項目の25番として外部から到来するすべてのパケットを遮断する項目を追加しておきました。これで SIP のパケットは特定のサーバーのみパケットを通しながら、その他のパケットはすべて遮断するようになります。
以上で IP 電話の設定は行いましたが、NTT のひかり電話については、しばらく VTL-TA02X を経由して使用します。そのため初期設定のままの状態となっています。
これで PR-400NE の設定をとりあえず終了しました。これでしばらく様子をみてみます。
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