まずは ThinkPad 365X の BIOS のアップデートを行います。現在のバージョンは以下のとおりです。
11J9094 --- 01/30/97
renovo 社の ThinkPad のウェブサイトから ThinkPad 365X の最新の BIOS データをダウンロードしてきます。ファイルを解凍して、BIOS アップデートようのフロッピーディスクを作成してアップデートを行います。
標準的な ThinkPad のアップデート・プログラムが起動して BIOS のアップデート作業が行われました。運良くバッテリー不足でアップデートが中断されることはありませんでした。この BIOS アップデートでバージョンは以下のとおりになりました。これが最新のもののようです。
97H4097 --- 06/04/98
64MB の EDO RAM メモリの NX8-64M を ThinkPad 365X の拡張メモリスロットへ取り付けてみました。以前使用していた EDO RAM は BUFFALO VD8-32M でした。
電源を投入して BIOS 画面を表示させると、何と 40MB しかありません。オンボードの 8MB に、今回取り付けた 64MB のメモリのうち、半分の 32MB しか認識されていませんでした(涙)。
原因は元々 BIOS のアップデートに係わらず 64MB のメモリを認識しないものなのか? メモリが破損しているか? メモリにも種類があって 64MB として認識しないものなのか? のいずれかの原因があるように思われました。
とりあえず原因を調べてみました。
まずは NX8-64M の破損の可能性です。EDO RAM を使用するパソコンで簡単にメモリが交換できる ThinkPad 235 へ取り付けてみました。
現在は BUFFALO VN8-64M が取り付けられていますが、これを今回入手した BUFFALO NX8-64M へ交換して memtest86+ で試験してみました。写真のように真っ赤な表示が連続的に出て、メモリに問題があることを表示していました。
やはり BUFFALO NX8-64M に問題があったのでしょうか?念のために ThinkPad 535X にも取り付けて動作確認をしてみました。ThinkPad 535X のメモリ交換はパームレストを取り外しての作業となるため少々面倒でした。しかし ThinkPad 535X では memtest86+ の試験を通過してしまいました。
どうもメモリにも種類があって BUFFALO NX8-64M を認識する機種と認識しない機種が存在するようです。ネット上を検索してもメモリと ThinkPad 365X の相性の情報が乏しいようです。今回は BUFFALO NX8-64M は ThinkPad 365X で使えないというネガティブな情報となりましたが、私と同じ失敗をしないための参考になればと思っています。
[更新記事] ThinkPad 365X のメモリ 72MB 化成功
http://near-unix.blogspot.jp/2013/03/thinkpad-365x-72mb.html
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