partedmagic.com
http://partedmagic.com/doku.php
PartedMagic はハードディスクのメンテナンスを得意とする Linux ディストリビューションです。通常は 1CD Linux として CD ブートさせて使用します。しかし私のように単体でハードディスクのメンテナンスを頻繁にする人は ハードディスクへインストールして使用していることも多いと思います。
ハードディスクへのインストールは Puppy Linux と同様に frugal install をします。特にインストーラーが用意されている訳ではなく、自分でコピーをするようになります。
CD イメージファイルの pmagic-6.0.iso を何らかの方法で解凍します。一番簡単な方法は CD-R に焼いてその CD-R を普通に読み取る方法です。
このイメージファイルから boot と pmagic の二つのディレクトリをインストール先のハードディスクのパーティションへコピーします。そしてブートローダーの grub に PartedMagic 用の設定を追加します。
title PartedMagic
root (hd0,0)
kernel /pmagic/bzImage noapic load_ramdisk=1 prompt_ramdisk=0 rw vga=791 sleep=10 loglevel=0 keymap=jp106
initrd /pmagic/initramfs
この設定では第一ハードディスクの第一パーティションへインストールされていることを前提にしてあります。違う場所へインストールした場合には root (hd0,0) の部分を調整してください。
また画面の設定は vga=791 の部分で行います。現在は 1024x768(16bit)となっています。設定変更をする場合には VESA BIOS Extensions の Linux video mode numbers の辺りを参考にしてください。
VESA BIOS Extensions : http://en.wikipedia.org/wiki/VESA_BIOS_Extensions
そしてキーマップも keymap=jp106 で日本語キーボードに対応したものを設定しています。設定が無ければ英語キーボードの設定となります。
立ち上げて意外と気になるのが右下に表示される時刻です。1CD Linux として立ち上げたときには一時的なものとして放置するところですがハードディスクへインストールした時には意外と気になるものです。そこでこの時刻の timezone を調整します。
どうも timezone を調整する機能は備わっていないようです。そこで力技となってしまいますが /etc/localtime の移植を行って解決しました。
日本語で日本のタイムゾーンとしてインストールした Debian Lenny の中にある /etc/localtime をそのまま PartedMagic の /etc/localtime へ上書きコピーをして終了です。コピーをした瞬間に右下の時刻が UTC + 9時間の日本時刻になります。
これで新しいバージョンの PartedMagic でハードディスクのメンテナンスをしたいと思います。
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