CF アダプタを使用しての運用の開始していろいろと不具合な状況に直面していました。どうもマザーボードをしっかり確認してみる必要があるようです。中古品のため、どのような使われ方をしていたのか不明ですし、何か問題が発生したために廃棄されたものかもしれません。そこで今回 Thinkpad X40 を分解して掃除をしてみることとしました。
先日までに外部から手の届く部分や CPU の排気口からエアーダスターを使っての掃除はしっかりしていました。やはり内部の掃除も行って何か目で見て判明する問題があれば解決をしておきたいと思いました。
Thinkapad X40 の分解は今回が初めてです。ネット上で先人たちの体験を探し出して参考にさせていただきました。
今までの Thinkpad シリーズよりも多くのネジでキーボードが固定されているようです。キーボードの絵柄のあるネジを最初に外してキーボードを取り外しました。
そして再度本体を裏返して筐体上部を固定していると思われるネジを全て取り外しました。液晶パネルを固定しているネジもあるため、むやみやたらに外すわけにもゆきません。
そして筐体上部の取り外しですが、手前にある二つの爪を外す必要があります。しかしこれがなかなか上手く外れてくれません。力の入れ具合が初めてだと分からないので恐る恐るやるしかありませんでした(笑)。意外と爪は浅いものだったので、多少力を大きく掛けても爪が折れてしまうことはないようです。(もちろん個人的な感想です)
マザーボードがよく見えるようになったところでエアーダスターと掃除機と刷毛を使ってマザーボードの表面をしっかり掃除しました。
今回の掃除で力を入れておきたかったのが、PCMCIA カードスロット部分です。PCMCIA の無線LANカードの動作が思わしくないので、この部分に何か問題があるのか確認もしておきたかったからです。
ステンレス製の枠をそっと取り外して、PCMCIA カードの底部の様子を確認してみました。黒いビニルテープで被われていました。このテープをめくってみるとホコリやゴミが付着していました。これらのゴミで動作不良となることも考えるため、大きなものは取り外し、ホコリの用なものはテープの粘着面にしっかり押し付けてマザーボードと干渉しないようにしておきました。
次に気になっていたのが電源プラグの部分です。Thinkpad X40 を動作させている途中、不意にピッ!とビープ恩がして液晶画面が少し暗くなって、また再び明るくなることを繰り返すことがありました。これはAC電源が時々遮断されてバッテリ電源で駆動されることを意味しています。
そこで電源プラグ周辺のハンダ付け部分を再度追いハンダをしてしっかり固定してみました。写真は追いハンダ前の状態です。写真を撮るのを忘れていました。
問題点の点検と掃除も終わったところで、先ほど分解したのと逆の手順で組み立てて行きます。
CF アダプタが筐体の中でグラグラと揺れないように、筐体の底部に表面が滑りやすい素材で作られたクッションテープを張り付けて簡単な揺れ対策としておきました。
組み立てが終了したところで、電源を入れて動作確認をしてみました。
再度電源の短い切断が行われていました。この Thinkad X40 の電源プラグ付近を触っても電源が切れる様子がありません。そこで AC アダプタ周辺を確認してみました。AC アダプタは Thinkpad X40 には付属していなかったので自宅にある他の機種( Thinkpad X22 )のものを使用していたのですが、何と AC100V のコンセントの根元が断線していました。この部分を触ると電源の瞬断を繰り替えしていました。どうも勘違いをしていたようです。以前から使っていたものだけに信頼をしていたようです。この AC コンセントを交換して電源の問題は解決しました(汗)。
それから PCMCIA の無線LANカードの不調ですが、どうも Puppy Linux 5.2.8 Lupu に問題があるようです。
同じ CF ドライブの空き領域へ Puppy Linux 4.3.1 (2012) をインストールして動作確認をしてみるといろいろと感じていた問題点(再起動をすると無線LANで自動的に再接続をしてくれないなどの)が一気に解決してしまいました。
この他、Atheros のドライバ ath5 は何故か日本の周波数チャンネルの 11ch-13ch を認識してくれませんでした。Broadcom の b43 ドライバを使用するものなどはちゃんと認識するためにドライバの問題なのかもしれません。
今回はいろいろと勉強になった分解掃除となりました。
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