かつてこのブログでも debian sarge をインストールしたことで紹介したパソコンです。現在でもハードディスクの中には当時の debian sarge がインストールされたままとなっています。ときどきバッテリの充電のために電源を投入しては、パソコンを操作して生存確認？をしております。電気機器は長く使っていないと突然 動かなくなってしまう経験をたまにしているので、こうしてちゃんと動作をすることを確認しては動態保存をしている状態です。
まず ThinkPad 535X へ CF アダプタを取り付ける方法ですが、小さな CF アダプタ本体だけを本体のコネクタへ接続するためには分解が必要となってしまいます。そこで写真のようなプラ板へ CF アダプタを両面テープで固定して、このプラ板を使って CF アダプタを取り付け／取り外しを行うようにしてみました。
そして CF アダプタにはどこが1番ピンなのかの表示が無く、また一ヶ所あるピン欠けの部分の存在しない代物だったので、コネクタを正規の方向と逆さまに接続してしまう危険性がありました。
そこでピンのパターンをルーペを使って追いかけていろいろと調査してみたところ、写真のような位置関係でハードディスクのピン配列と同じとなることが判明しました。
CF アダプタは写真のように懐中電灯を使ってパソコン本体のコネクタの様子を確認しながら慎重に装着しました。私の体験では、パソコンの底の部分とプラ板との間に隙間が出来るようにして覗き込んで作業を行うと確実に行うことが出来ました。
取り付けた後も引き抜き易いようにプラ板は長めにしておきました。
CF カードは手元にあった 512MB のものを使用しました。この CF カードを他のパソコンへ USB カードリーダーを使って取り付けて、Puppy Linux をインストールしてみました。
とりあえず古めのパソコンでも快調な Puppy Linux 4.3.1 - 2012 をインストールしてみました。
何の問題もなく動作するのですが、いかんせん Pentium mmx 200MHz のプロセッサには荷が重たかったようです。忍耐を養うにはとてもよいかもしれませんが、ちょっと趣味で触るにも我慢の限界を越えている感じでした。
そこで何かよいものはないかと思いついたのは、古い Puppy Linux 3.01 です。これには伝説の高速ウェブブラウザ dillo がインストールされているので、ネット情報を閲覧して回るのもそれほど苦ではないのではないかと思ったからです。
CF アダプタを取り外して、再び別のパソコンで Puppy Linux 3.01 をインストールしてもよかったのですが、CF アダプタの取り付けが少し心配であったこともあり、ThinkPad 535X 本体でインストールしてみました。
純正の FD ドライブの他に USB 接続の CD ドライブを用意しました。DOS ブートのフロッピーディスクには DOS 用の USB ドライバーと syslinux をインストールして、USB 接続の CD ドライブの中の Puppy Linux 3.01を起動させる方法を使用しました。
実はこのフロッピーディスクは、以前にも Puppy Linux 4.3.1 か 4.3.0 で同様なインストールのために作っていたものをそのまま使用したものでした。3.01 でも使えることに少し感動しました。
以上の方法で Puppy Linux 3.01 を ThinkPad 535X の CF ドライブへインストールしました。早速起動してみると懐かしい Puppy Linux のデスクトップ画面が表示されました。
早速ネットワークの設定などを行って、dillo ブラウザを起動してみました。意外とスムーズにウェブサイトのデータを読み込んで表示してくれます。しかし javascript などに対応していないことから多くのページで表示が崩れてしまいます。しかし必要な情報を読み出すことが可能なので、意外とまだまだ使えるブラウザではないかと思っています。割り切って w3m を使うよりは、まだグラフィカルな感じです。写真の Yahoo! japan のトップページは意外と綺麗に表示されていますが、ユーザーログインなどはできませんでした。2ch などの掲示板を読むには何の不便のありませんでした。
この状態でしばらく CF ドライブ化した ThinkPad 535X で遊んでみるつもりです。
ある程度目処がついたところで、本来のハードディスクのマウンタへ CF アダプタを固定してみようと思っています。
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