2012年12月11日火曜日

ThinkPad X40 へ無線LANカードをインストール

購入時に mini-PCI の無線LANカードやモデムカードが抜き去られていた ThinkPad X40 へ無線LANカードをインストールしてみました。

購入してからずっと PVMCIA の無線LANカード Linksys Wireless-G Notebook Adapter WPC54GS を使っていました。これで通信そのものには何の不満もない状態でした。しかしこの PCMCIA の無線LANカードは ThinkPad X40 の右側手前に飛び出すように取り付けられる形のなるため、キーボードで入力や操作のとき手のひらが当たっていました。気持ちが良くないだけでなく、 PCMCIA の無線LANカードに物理的な負担が掛かるのではないかと心配をしていました。そこで今回この PCMCIA の無線LANから ThinkPad X40 の本体へ内蔵する mini-PCI の無線LANカードへ切り換えることとしました。

いつものようにインターネット・オークションで mini-PCI の無線LANカードを入手しました。以下の二種類です。一応技適マークのものを選択して落札してきました。

まずは intel の WM3B2200BG のものです。通信は、802.11 b/g です。ThinkPad シリーズでもよく使用されているものです。しかし無線LANカードの供給先を見ると IBM ではなく東芝となっていました。どうやら東芝のパソコンから抜き取ったもののようです。あの 1802 エラーが発生しそうな予感です。


次は Broadcom 4318 搭載の無線LANカードです。Broadcom 社のチップを使った無線LANカードは私個人の中では外れが無いという印象があるため、上記の intel の WM3B2200BG が上手く動作しなかったときのための予備として落札しておきました。


さて mini-PCI の無線LANカードのインストールですが、intel の WM3B2200BG で行ってみました。取り付けは簡単です。裏蓋を開いて所定のmini-PCI スロットに差し込むだけですから。


早速どきどきしながら ThinkPad X40 の電源を投入してみました。するとビープ音とともに 1802 エラーの表示となりました(涙)。やはり東芝の表記があったことからこうなることは見えていました。


インターネット上には 1802 エラーの問題解決方法を記述したウェブサイトがいくつも存在しますが、以下の2ヶ所のウェブサイトが英文ですが一番しっかりした解説になっていると思いました。ここを参考にして 1802 エラーの対策を行いました。

Problem with unauthorized MiniPCI network card
 http://thinkwiki.org/wiki/Problem_with_unauthorized_MiniPCI_network_card

ThinkPad 1802 Error Fix
 http://www.command-tab.com/2006/02/26/thinkpad-1802-error-fix/

1802 エラーの解決方法は上記の Problem with unauthorized MiniPCI network card のウェブサイトによりますと二種類あります。一つは mini-PCI の無線LANカードの ID 情報を書き換えて IBM やLenovo のパソコンに適用させる方法。もう一つはパソコン内部の BIOS を書き換えて 1802 エラーを回避する方法です。

私は今後も mini-PCI の無線LANカードを交換する予定がありますので、パソコン本体の BIOS を書き換える方法を選択しました。

ThinkPad 1802 Error Fix のウェブサイトより、フロッピー版の BIOS 書き換えプログラムをダウンロードしました。いわゆるイメージデータなので linux の dd コマンドでフロッピーディスクへイメージデータを書き込みを行いました。

このフロッピーディスクを USB フロッピーディスク ドライブへ挿入して、 ThinkPad X40 を起動させました。Windows98 で作られた DOS が起動を開始しました。数分すると画面のように「1802 エラーを回避するには、no-1802 と入力してエンターキーを押せ」(和訳)と表示がでました。表示の通りにすると、一瞬で「A:\>」のプロンプト表示となり書き換えは終了しました。


そして thinkPad X40 を再起動させると無事 1802 エラーとはならず、以前のように Puppy Linux 5.2.8 が起動しました。そして接続ウィザードの画面から自宅の無線LANアクセスポイントへ接続をしてみたところ、ちゃんと接続が出来て、通信速度や安定性なども問題がないようでした。


これでしばらく使ってみる予定です。一緒に購入した Broadcom 4318 チップの無線LANカードは別の機会に動作確認を行ってみたいと思っています。
しかし、右手に当たっていた PCMCIA カードがなくなると本当にキーボードの操作がしやすくなります!


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