2015年4月16日木曜日

Linksys E3000 の フラッシュメモリ全消去後の再書き込み

リンクシス E3000 は、前回までに フラッシュメモリを全消去した後、JTAG による書き込みが出来ない状態となっていました。その後も 時折 E3000 を引き出しては、フラッシュメモリの書き込みが出来ないものかと いろいろ試していました。そしてようやく緒(いとぐち)をつかむことができました。
Linksys E3000 は erase:wholeflash でピンチ!
http://near-unix.blogspot.jp/2015/04/linksys-e3000-erasewholeflash.html

フラッシュメモリ全体を消去した後、JTAG 操作ができなくなった Linksys E3000 です。

前回までのおさらいとしては、下記のコマンドによって CFE の書き込みや、フラッシュメモリ全体の消去さえもできなくなっていました。
CFE の書き込み (実行不能)
# ./tjtag3 -flash:cfe /fc:43 /cable:DLC5 /byte_mode
フラッシュメモリ全体の消去 (実行不能)
# ./tjtag3 -erase:wholeflash /fc:43 /cable:DLC5 /byte_mode

一歩前進

いくつかのオプションを試したところ、次のことが判明しました。

/skipdetect のオプションを設定すると、フラッシュメモリの消去を行うことができました。ただし、CFE の書き込みは、CFE 部分の消去を行ったところまで実行できましたが、引き続き CFE のデータの書き込み作業の手前で中断してしまいました。

フラッシュメモリ全体の消去 (実行可能)
# ./tjtag3 -erase:wholeflash /fc:43 /cable:DLC5 /byte_mode /skipdetect
CFE の書き込み (実行不能)
# ./tjtag3 -flash:cfe /fc:43 /cable:DLC5 /byte_mode /skipdetect

すでにフラッシュメモリは消去済みのため、消去動作を事前に行わない /noerase のオプションを設定したところ、CFE の書き込みが開始されました。
CFE の書き込み (実行可能)
# ./tjtag3 -flash:cfe /fc:43 /cable:DLC5 /byte_mode /skipdetect /noerase

現在、CFE の書き込みを行なっていて、正常に CFE が書き込まれたのか判断ができていません。結果は別途報告します。

追記

無事 CFE の書き込みが終了しました。11,851 秒(3.3 時間)でした。
そして、すぐに E3000 を再起動させて、シリアルコンソールでアクセスしてみました。これも無事に CFE へアクセスすることができました。

ようやく Linksys E3000 へ CFE の書き込みができるようになりました。

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