アイ・オー・データ WN-AG/CB です。 |
外観がそっくりな WN-AG/CB (左)と SL-5000(右)です。 |
ただこの WN-AG/CB は、受け取ってすぐに、かなり損傷のある無線LANアダプタであることが解りました。あっちこっちにひび割れがあり、金属筐体の端も少しめくれ上がっている状態でした。インターネット・オークションでは、このような故障品を意図せず入手してしまうことが稀に有ります(涙)。
各部にひび割れがあり、金属フレームもそり曲がっている状態でした(涙)。 |
パソコンの PC カード・スロットへ装着すると、何とか無線LAN親機と通信を開始しましたが、すぐに切断してしまう状況でした。やはり外観だけでなく、内部まで損傷を受けているようでした。
残念ながら、この無線LANアダプタは使用することが出来ませんでした。もちろん、無線LANアダプタを入手したときの恒例の通信転送速度の計測も出来ませんでした(涙)。再び、同じ製品を入手する機会に恵まれれば、通信転送速度の計測なども行なってみたいと思っています。
カード情報
カード情報は lspci コマンドで読み取ることができましたので、ここに掲載しておきます。チップは Atheros 社の AR5212/AR5213 となっており、アイ・オー・データ WN-AG/CB3 や NTT FT-STC-OAG と同じ構成となっている模様です。02:00.0 Ethernet controller: Atheros Communications Inc. AR5212/AR5213 Wireless Network Adapter (rev 01)
Subsystem: I-O Data Device, Inc. Device d01a
Flags: bus master, medium devsel, latency 168, IRQ 11
Memory at 2c000000 (32-bit, non-prefetchable) [size=64K]
Capabilities:
Kernel driver in use: ath5k
I-O Data WN-AG/CB |
分解
故障品なので、興味本位で分解してみました!分解途中で粉砕したプラスチック片がボロボロとこぼれてきました。そして中からはあっと!驚くアンテナが出てきました。
I-O Data WN-AG/CB の内部です。 |
分解してすぐに目に飛び込んできたのが、このアンテナです。立体構造となっていました。すごいの一言です。このアンテナの影響で、このカードのアンテナ部分が膨らんでいた訳も理解しました。こんな立派なアンテナだと、送受信性能も良さそうです。なおアンテナの高さは、およそ 8 ミリ、長さは、およそ 17.5 ミリでした。
I-O Data WN-AG/CB のアンテナ部分です。 写真のように立体構造となっていました。 |
そしてチップを観察してみると、制御チップには AR5212A が使用されていました。
I-O Data WN-AG/CB の AR5212A チップ |
さらに無線部分のチップには、AR2111A と AR5111A が使用されていました。
I-O Data WN-AG/CB の AR2111A (左)と AR5111A (右)チップ |
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