2014年10月25日土曜日

ThinkPad i 1200 を入手しました

ThinkPad i シリーズの 1200 (1161-72J) を入手しました。いつものようにインターネット・オークションにて落札してきました。最近はだんだんと古い ThinkPad の出品が少なくなっているようで、ちょっと寂しいです。

宅配業者さんから受け取った荷物を開梱して、すぐに掃除に取り掛かりました。もういつもの儀式となっています。液晶パネルやキーボードを中心にして、特に念入りに掃除をしました。掃除と言っても、ブロアーでキーボードやプロセッサの冷却ファンのホコリを吹き飛ばした後に、ひらすら雑巾で表面を拭くだけなのですが。

表面が綺麗になったところで、ようやく電源を投入しました。無事電源が入り、起動時のロゴも見えました。そして Windows 2000 が起動しました。筐体には Windows Me のシールが貼り付けてあったので、きっと前のオーナーさんが入れ替えたもののようです。

前の所有者さんが Windows2000 をインストールしていたようです。

個人データなどは消去されていましたが、ウィルス対策ソフトウェアなど、以前のオーナーさんの痕跡が残っている状況でした。ハードディスクを検査した後、ハードディスク消去ソフトウェアを使って綺麗サッパリ消し去りました。

ハードディスク(IBM-DJSA-220)は、カラカラと異様な動作音を立てていましたが、MHDD での検査では、意外なほど良好な結果となっていました。
HGST の DriveFitnessTest も異常なしとの判定が出ました。
ハードディスクの消去に初めて MAXLLF を使ってみました。
普通のゼロフィル動作のソフトウェアだと思いますが、なんか動作が遅いように感じました。

メモリは、オンボードに 64MB が搭載されており、前のオーナーさんの手によって 64MB のメモリが追加されていました。これも memtest86+ を使ってメモリ試験を行なっておきました。この後、追加されていた 64MB のメモリを抜き取って、128MB のメモリを追加して、合計 192MB のメモリ容量としました。i440MX のチップセットを搭載している本機では、これで最大容量となるようです。

オンボード 64MB に、拡張 64MB のメモリが搭載されていました。
memtest86+ によるメモリ試験です。

ここで OS として Puppy Linux をインストールすることとしました。

メモリの容量が 192MB と少ないため、フルインストールを予定しています。バージョンは 5.7.1 JP を予定していましたが、メモリ容量gは少ないと Puppy Linux 5.7.1 JP の GParted が上手く動作しないことが多いため、Puppy Linux 4.3.1 (2012) を使って、ハードディスクのパーティション分割を行うこととしました。

Puppy Linux 4.3.1 では、X の設定で、16 ビットで設定して起動させることができました。

写真のように前半分を Ext3 でフォーマットした後、スワップ領域として 512MB ほど確保しておきました。

一旦 Puppy Linux 4.3.1 を終了して、Puppy Linux 5.7.1 JP を起動させてみました。

何と!画面が真っ暗になる現象です。ThinkPad 130 などと同じ症状のようです。

Silicon Motion SM712 を搭載しているので 24 ビットのカラービット長では動作してくれません。

そこで再度 Puppy Linux 4.3.1 で起動した後、ビデオ設定の xorg.conf を調べてみたところ、やはり ThinkPad 130 と同様に Slicon Motion SM712 が使用されていました。カラービット長が 24 ビットでは動作せず、16 ビットに設定する必要があります。

そこで Puppy Linux 4.3.1 で設定した xorg.conf を USB メモリへコピーした後、再度 Puppy Linux を Safe Mode で起動させて、Puppy Linux 4.3.1 の xorg.conf をコピーして X を起動させてみました。

Puppy Linux 5.7.1 JP を Safe Mode で起動させて、xorg.conf をコピーしました。

ThinkPad 130 の時と違って、この ThinkPad i 1200 では、デスクトップ画面が表示されましたが、直後に画面にノイズが走り、システムがフリーズしてしまいました(涙)。やはり xorg.conf の単純移植では動作しないようです。今後の検討課題です。

Puppy Linux 5.7.1 JP は、この状態でフリーズしました。

以上で本日の作業は終了となりました。筐体の底面には割れ目などがあり、今後、掃除を兼ねて分解修理が必要だと感じました。修理を行った場合には、また本ブログにて報告したいと思っています。

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