2014年10月6日月曜日

サンワサプライ LAN-WL11PCM 無線 LAN アダプタ

インターネット・オークションにて、サンワサプライ社製の無線LANアダプタの LAN-WL11PCM を入手しました。

サンワサプライ LAN-WL11PCM です。

この LAN-WL11PCM は IEEE802.11b 対応の無線 LAN アダプタです。セキュリティは WEP のみで、現在の無線LAN環境においては危険で使い道のないものです。しかし外観があの アイオー・データ社の WN-B11/PCM そっくりのもののため、ラベル違いの同じ製品であれば WPA 対応のファームウェアを導入すれば、IEEE802.11b という 11Mbps という速度の上限がありますが、CardBus ではなく古い規格の PCMCIA に対応したWPA 対応無線 LAN アダプタに変化してしまいます。そんなところから興味本位で落札してきました。

上は I/O DATA WN-B11/PCM
下は サンワサプライ LAN-WL11PCM

無線LANチップセットの Prism2.5 のファームウェアを書き換えるために、ツールがインストールされている ThinkPad 535X を久しぶりに取り出してみました。なかなか出番のないマシンですが、こうしてファームウェアの書き換えで、ようやく出番となりました。

ThinkPad 535X でファームウェアの読み出しをしました。

早速 PC カードスロットへ LAN-WL11PCM を挿入して、現在のファームウェアを読みだしてみました。

するとファームウェアのバージョンが変なのです!

ファームウェア・バージョンから判断すると、どうも Prism2.5 ではなく、Prism2 の 8008 チップのようです。
プライマリ・ファームウェア = P40003C0.HEX
ステーション・ファームウェア = S10007C6.HEX

これが LAN-WL11PCM のファームウェア・バージョンです。

この Prism 2 のチップに Prism2.5 のファームウェアを書き込んでも動作しないことは過去に経験しています。残念ながら、この LAN-WL11PCM のファームウェアを書き換えて WPA に対応させることはできませんでした。外観がそっくりでもハードウェアは異なっているようです。大変貴重な体験をしました(笑)。

関連記事はこちら

無線LANカード WN-B11/PCM を入手しました
http://near-unix.blogspot.jp/2013/08/lan-wn-b11pcm.html

Intersil Prism2.5 firmware 書き換え
http://near-unix.blogspot.jp/2010/09/intersil-prism25-firmware.html

Prism 2 な無線LANカード
http://near-unix.blogspot.jp/2010/09/prism2-lan.html

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