BR-1000v の設定は [システム設定] [SYSLOG設定] で設定を行います。ホストアドレスへ syslog を受信するマシンの IP アドレスを指定して [登録] ボタンをクリックしたら設定は終了です。
syslog を受信する Debian Wheezy マシンでは /etc/rsyslog.conf を設定します。
設定ファイル(/etc/rsyslog.conf)の冒頭付近にある以下の二行の行頭にある # マークを削除して外部からの syslog を受信できるようにします。
# provides UDP syslog reception
#$ModLoad imudp
#$UDPServerRun 514
↓
$ModLoad imudp
$UDPServerRun 514
設定ファイル(/etc/rsyslog.conf)の修正が終了したら、rsyslog デーモンの再起動を行います。
# /etc/init.d/rsyslog restart
この状況で BR-1000v を再起動させるなど内部イベントが発生する状況を作り出します。Debian Wheezy マシンの /var/log/user.log を観察してみます。ちゃんと記録されていれば syslog の設定成功です。 以下は syslog への出力例です。
Aug 19 17:11:10 Firmware Ver. 1.120 : system checksum
Aug 19 17:11:10 br-1000v MD5: 14a607b1-63e1f2f0-758394c5-e94c19a5
Aug 19 17:11:15 DHCP Client bind address success.
Aug 19 17:11:15 DHCP Client server ip address 192.168.24.100
Aug 19 17:11:15 DHCP Client get my address 192.168.24.34/24
Aug 19 17:11:15 DHCP Client add default gw 192.168.24.1
Aug 19 17:11:15 DHCP Client get DNS1 server address 192.168.24.100
Aug 19 17:11:15 DHCP Client get domain name example.com
Aug 19 17:11:15 Connecting to time server...
Aug 19 17:11:15 Send NTP requst packet to server 1 ( 192.168.24.100 )
Aug 19 17:11:15 Now adjusted time at 2014/08/19 17:11 .
Aug 19 17:11:16 br-1000v SIP: send request method [REGISTER]
この状態でプリンタの印刷を BR-1000v のプリンタサーバを経由して行なってみました。
Aug 19 17:26:47 br-1000v LPD: tiny lp deamon start tn=c6cb084
Aug 19 17:26:48 br-1000v LPD: tiny lpd printer initialize success
Aug 19 17:26:48 br-1000v LPD: tiny lpd print start (queue name:PASSTHRU#012,data name=dfA639t, data size=275667byte)
こんな感じで syslog へ出力されていました。ちゃんと BR-1000v の lpd デーモンは Debian Wheezy マシンからのプリントデータは受信しているようでした。
このまま放置しても印刷は途中で中断されたまま、 lpd デーモンからの syslog も新しい出力はありませんでした。一体どうして印刷が途中で中断してしまうのでしょうか? ホント困りました。
今回得られた新しい情報として BR-1000v のプリンタサーバには tiny lpd というものが使用されていることが判明しました。しかし tiny ftp の情報はインターネット上にたくさん有りますが、tiny lpd の情報はほとんど存在しないようです。
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