いつものようにインターネットオークションで SATA-RAID (玄人志向 SATARAID-PCI) カードを入手しました。写真のようにしっかりとした梱包でこの時までは感激していました。
出品物は未梱包のバルク品ということでしたが、開封してみるとブラケットがパソコンから取り外すときに発生する特有の曲がり方をしていたり、ブラケットの端のネジで止める部分にネジの傷跡があるなどパソコンから取り外した中古品でした。
明らかな中古品なので早速パソコンに取り付けて動作確認をしてみることとしました。
何と起動時に表示されるはずの SATA-RAID カードの BIOS 画面が表示されません。もちろんこの SATA-RAID カード自身も立ち上がったシステムに認識されていませんでした。当然ながら接続していたハードディスクも認識されない状況でした。
何度か起動を繰り返していると BIOS 画面が表示されました。そしてハードディスクも認識される状況になりました。どうも動作が不安定のようです。
取り合えず BIOS のバージョンを調べると 4.3.84 となっていて RAID 構成ができる最新のバージョンとなっていました。そこで非 RAID 構成の最新 BIOS の 4.5.02 をインストールして様子を観察してみることとしました。
Silicom Image 社の公式ホームページから SiI3512 の BIOS イメージをダウンロードしてくることとしました。それからこの BIOS を更新するためにツールの updflash.exe もダウンロードしておきました。
MS DOS 6.2 を起動させて次のコマンドで BIOS のアップデートを行いました。
c:\> UPDFLASH.EXE B4502.BIN
無事 BIOS のアップデートも終了したようです。起動画面で表示される BIOS のバージョンも新しい 4.5.02 のものとなっていました。
ここで DriveFitnessTest を行ってみることとしました。ちゃんとこの SATA-RAID カードに接続したハードディスクが認識されていました。テストを開始するとすぐにテストが終了して次のように「ケーブルエラー」となってしまいました。今まで正常に使用出来ていたケーブルですし、その他で試しに使ってみても問題はありませんでした。やはり SATA-RAID カードが不良のようです。
そこでこのカードの表面を舐めるようにして観察してみました。電解コンデンサが何個も実装されているのでパンクがないか確認もしてみました。どうも問題がないようです。
そこで何となく気になっていたコントローラーチップに貼り付けられていた銀色の RAID と書かれていた丸いシールを剥がしてみました。
何か表面の様子が変です(笑)。小さいものなのですが深い傷が入っているのです。この固いパッケージに傷が入った理由は不明ですが、シールには異常がなかったので製造時からのものか、IC チップの発熱などによって内部から破壊されてしまったもののようです。
結局故障品を掴まされてしまったようです。インターネットオークションでは偶にこんなことに出くわすこともあります。どんなことがあってもブログのよいネタになったと考えるようにしています(笑)。
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