2014年11月6日木曜日

ブラザー MFC-695CDN のドライバの上書きインストール

少し以前からプリンタ(MFC-695CDN)へ印刷するときに気になっていることがありました。それは印刷画面が上に寄って印刷されることです。少し上部が切れる感じで印刷されていました。なおシステムは Debian Wheezy の Gnome3 デスクトップを使っている環境です。

今日もブラウザの Iceweasel で表示されたウェブサイトを印刷していると、いつものように上部が切れた状態で印刷されました。今回の印刷ではどうしてもその切れた僅かな部分も必要であったため、原因を調べてみることとしました。

通常、印刷の上部が切れてしまう原因の一つに、紙送りが異常であること多いものです。そこで、プリンタを開くことができる部分を次々と開けては、エアーダスターと掃除機によってホコリなどを掃除しました。紙送りローラーも掃除したかったのですが、奥まったところにあるため、十分な掃除ができそうにありませんでした。また紙送りの位置合わせのセンサーもどこかに存在しているはずなのですが、これも発見することが出来ず、もちろん掃除も出来ませんでした。この掃除が終わったところで、再度テスト印刷を行なってみましたが、やはり印刷上部が切れた状態で印刷されました。

もうすぐ年賀状のシーズンなのに、プリンタが壊れてしまったのか・・・と頭を抱えてしまいました。

そこで確認のために他のパソコンから印刷を行なってみると、なんと!ちゃんと印刷ズレもなく、印刷ができるのです。それも同じ CUPS を使っての印刷でのことです。更にもう一台のパソコンから印刷しても問題なく印刷できました。

どうもメインで使用しているデスクトップパソコンのドライバや CUPS に問題が存在しているようです。正常に印刷できるパソコンの CUPS のオプション設定などを比較してみましたが、異なっている部分はありませんでした。

そしてプリンタドライバのバージョンを aptitude show コマンドで検証してみると、最新版(1.1.3-1)のものでした。

どうしてこのような印刷の違いが出てしまうのか・・・全く不明でした。

そこで、プリンタのドライバ(mfc695cdnlpr-1.1.3-1.i386.deb)と CUPS ラッパー(mfc695cdncupswrapper-1.1.3-1.i386.deb)を再インストールしてみました。単純に dpkg -i コマンドで上書きインストールを行いました。

CUPS の設定画面から MFC-695CDN の設定状況を確認すると、初期化されていたため、再設定を行った後、テスト印刷を行なってみました。すると正常な印刷画面に戻ってしまいました。

結果として、印刷画面の上部が切れてしまう本当の原因は不明となってしまいましたが、ドライバの再インストールによって、正常な印刷ができるようになりました。

異常な印刷と正常な印刷を一枚の紙の上に印刷したものです。
これだけ印刷がずれていました。
テスト印刷なので、右下に他の印刷が混じっていますが、気にしないでください。

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