突然部屋の中に臭い匂いが立ちこめました。これは電源などに使われる電解コンデンサのパンクであるとすぐに判りました。何せいろんな電解コンデンサのパンクを経験しているものですから。
しかしやっかいなのは、どこの電解コンデンサがパンクしたのかを突き止めることです。意外とこれが難しいのです。
電気を使っている製品はたくさんあり、これを突き止めるのが意外なほど苦労するものなのです。
多くの場合は製品の調子が悪くなったり、停止してはじめて原因の製品を突き止めることができたことは何度もあります。ひどいときにはあわや火災かというところまでいったものもありました。
今回も臭いが集中している部分にあるパソコンやLANのハブなどの電源を入り切りしながら製品を特定しようとしていましたが、いまいち判りませんでした。
もう諦めかけたころ、メインで使っているWindowsパソコンの調子が突然不調になりました。ファイルエクスプローラがフリーズしてしまいました。これでこのメインパソコンに原因がありそうだと突き止めることができました。
実はこのパソコンは2003年に自分で組み立てた自作パソコンで、部品を交換しながら現在まで使っています。そして2年ほどまでにやはり電源の電解コンデンサ2個がパンクする事故があり、これを交換していました。今回もこの電解コンデンサがパンクしたのではないかと思って原因を探ってみました。
答えはビンゴでした。
前回交換した電解コンデンサ2個は無事で、別の未交換の電解コンデンサ1個がパンクしていました。
写真中央部の電解コンデンサがパンクしていました。
今回はこの電解コンデンサを交換することとしました。耐圧6.3V、2200マイクロFのものですが、これを同じ容量の2200マイクロファラッドの10V耐圧のものにしました。写真の左側がパンクしたもので、右側が新しく交換したものです。
取り合えずこれでしばらく様子をみることとしました。
今回の教訓は、一つダメになった部品と同じ部品はもう寿命がきているものとして一緒に交換すべしというところでしょうか?
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