2010年9月7日火曜日
ThinkPad 535X へ Debian Sarge を
今ではすっかり現役を退き、ときどき引き出しては触って感触を楽しむだけのパソコンとなってしまった IBM ThinkPad 535X へ Debian Sarge を気まぐれでインストールしてみました。
2010年9月現在、なんで Lenny から Squeeze へ変わろうかとしている時期に二世代も前の Sarge をインストールするのか?
それはカーネルに Linux kernel 2.4 系列を採用していたからです。
Sarge のときがちょうど 2.4 系から 2.6 系へ切り替わる時期で、インストールをするときに 2.6 系を選択してはインストールをしていたものでした。当時は最先端?のカーネルでしたから(笑)。
私としては Sarge の時代にカーネル 2.4 系とはお別れをしたつもりでした。
しかしここにきて私の心の世界では、カーネル 2.4 系のマイブームが到来しています。
事の発端は、このThinkPad 535X でカーネル 2.6 系の puppy linux とカーネル 2.4 系の damm small linux (DSL) をデュアルブート出来る状態にしてあり、その両方を使っていると、どうも DSL の方が動作が軽いと感じていたからです。
それに最近知った Lemmy OS などもカーネル 2.4 系を採用して軽快な動作を実現しています。その他、BG-Rescue Linux なども最新版のバージョン 1.0 でさえカーネル 2.4 系でした。どうも OS を小さくしたり、軽くするにはカーネル 2.4 系の方が優位な状況のようです。
そこで今回カーネル 2.4 系のものを再び ThinkPad 535X へインストールして軽快感などを確かめてみたいと思って白羽の矢が立ったのが Debian Sarge だったわけです。
denian-archive.org からインストールディスクのイメージとフロッピーブートのイメージをダウンロードして、インストールしてみました。
一度インストールが完了した後、再び立ち上がったところで残りの部分のインストールが始まるなど、昔インストールで経験していたことを思い出させてくれる作業でした。
しかしネット・インストールばかりをしていたので、CD-ROMからのインストールの大変さも改めて感じました。なにせ ThinkPad 535X は CD-ROM ブートをしてくれませんから。手持ちの USB 接続のドライブで挑戦してみましたが、ドライブを認識せず焦っていました。以前ヤフオクでノートパソコンを落札したときにオマケでもらっていた PCMCIA の CD-ROM ドライブを認識してくれてこれでインストールが出来て大変助かりました。
現在はデフォルトの gnome を使用しています。いろいろ設定や確認が終わったところで、Xfce4 辺りへ変更しようかと思っています。
そして使用感は、デフォルトでインストール済みだった mozilla 1.7.6 が意外に軽快に感じました。DSL 相当だと思います。しかしメモリ 98MB では立ち上がった時点で swap を使用している状態なので、mozilla も立ち上がるまで時間を待つ感じとなります。しかし立ち上がった後は比較的軽快のようです。
インストールなどの情報を備忘録としていずれ公開しようと思っています。古い P5-mmx 世代のパソコンをまだお持ちの人も多いと思いますので参考になればと思っています。
もちろんセキュリティなどはすでにメンテナンスが終了して2年以上が経過していることもあり、自己責任となりますが。ま、メンテナンスがされていない DSL を使い続けるのとそれほど違いはないと思いますが。
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