我が家で二台目となる FON2303D を入手しました。今回入手したものは、表面に保護シートがまだ貼られたままも状態で手元に届きました。そのため表面には擦れた痕がほとんどない状態でした。しかし保護シートを貼り付けたままだと、筐体の部分的な日焼けが将来的に気になるため、すぐに剥がしてしまいました。
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今回入手した FON2303D です。 |
FON2303D を入手
http://near-unix.blogspot.jp/2015/11/fon2303d.html
FON2303D の分解と修理
http://near-unix.blogspot.jp/2015/11/fon2303d_16.html
分解掃除
早速ですが分解して内部の掃除をしました。分解手順ですが、以前行ったとき側面の爪の受け口を破損してしまったので、今回は注意して行いました。
爪は背面部分の二箇所の爪を外した後、左右の側面にある爪を外します。今回上手く出来た手法は、テレホンカードのような薄いプラバンを差し込んで爪を外す方法です。背面側からテレホンカードを差し込んで前方へ向けて移動させると爪の部分で引っかかります。このときテレホンカードを一気に力任せで前方へ移動させるとパチッ!と爪が外れました。
筐体の蓋を取り外すと内部のボードが見えてきました。内部に異常な点は見当たりませんでした。
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FON2303D のボード表面の様子です。 |
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FON2303D のボード裏面の様子です。 |
5 ボルト電源用の電解コンデンサの交換
前回の FON2303D の場合、USB ポート用と思われる 5 ボルト電源の電解コンデンサが破裂していました。今回入手した FON2303D にも前回破裂していた電解コンデンサと同じものが使用されていました。まだ当該電解コンデンサは破裂していませんが、予防的処置として電解コンデンサの交換を行っておきました。なお電解コンデンサは、元々設置されていた
470μF/16V の仕様のものが手元に無かったため、前回と同じ
330μF/25V のものを取り付けておきました。これでもちゃんと 5 ボルトが出力されています。
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FON2303D の交換前の 5 ボルト電源の電解コンデンサです。 |
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FON2303D の 5 ボルト電源の電解コンデンサを交換したところです。 |
電源ジャックのセンターピン対策
我が家では標準作業となってしまった「電源ジャックのセンターピン対策」(※)として、リード線のハンダ付けを行っておきました。これも前回と同様に電源用フェライトコアを一度外して、センターピンへリード線をハンダ付けした後、再度フェライトコアを取り付ける手段で作業を行いました。
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電源ジャックのセンターピン対策としてリード線をハンダ付けしたところです。 |
(※)センターピン方式の電源ジャックの場合、センターピンとラグ板をカシメている部分が緩んでしまって、電源プラグを少し触ると電源が瞬間的に切れてしまう現象が発生することがあります。そのためカシメ部分だけで電気の導通を行うのではなく、リード線を経由して導通させる対策方法です。なおこのカシメ部分を単純にハンダで固定してしまう手法もありますが、電源プラグの抜き差しなどによって一度緩んだカシメ部分を支点にしてハンダにクラックが生じて接触不良の状態が再度発生することがあります。面倒でもリード線による導通をお奨めします。
今後の予定
前回と同様に OpenWrt をインストールした後、USB ポートへ装着する USB メモリのために SAMBA などをインストールしてみたいと思っています。
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整備の終わった FON2303D のボードの様子です。 |
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