プラネックスコミュニケーション社の有線LANアダプタの FNW-3700-T をインターネット・オークションで入手しました。
この製品も DOS で動作するパケットドライバーがメーカー側で用意されているものです。最近は DOS でも動作する PC カードをせっせと入手している状況です。いずれ対応製品がインターネット・オークションのような中古市場からも姿を消してしまう可能性があるため、入手できるときにいろいろな製品を入手しておきたいとの思いがあってのことです。
動作確認のために MS-DOS がインストールされている ThinkPad 560 の PC スロットへ差し込んでみました。ドライバが記録されているフロッピーディスクからイネーブラーとパケットドライバーをコピー・インストールを行いました。
イネーブラーとパケットドライバーを手動で組み込んでみるとちゃんと認識をして FNW3700-T の設定も行われました。
LNET で自宅サーバーへ telnet 接続を試みてみました。ちゃんと接続ができて動作確認もとれました。しかしケーブルに手が触れたところ回線が切断されてしまいました。調査してみたところ、接続コネクタの部分が接触不良となっているようです。PC カードでよく使用されているコネクタですが、古いものは接触不良となってしまうものが多いようです。
私はいつも押しピンなどの針先でこのコネクタの接点部分をほんの少し起こして接触を回復させています。接点金属とプラスチックのフレームの間に針先をゆっくり差し込むようにして接点を起こします。力が入り過ぎると一気に押しピンが奥まで入ってしまって接点金属がねじ曲がってしまうことがあるので注意が必要です。接点不良に悩まされている読者さんがいらっしゃいましたら一度試してみてください。
この接点の復活作業によって接点不良が解消されて正常に動作するようになりました。
この FNW-3700-T は 10BASE-T と 100BASE-TX の二つに対応した有線 LANアダプタのため、DOS 対応製品としては高速でネットワークが使用できるものとなっています。DOS を使うパソコンでネットワークの速度を求めるものは少ないと思いますが、必要とする人にとっては貴重なものかもしれません。
写真の中央部の LED が点灯しているときは 100BASE-TX で接続していることを示しています。
なお Linux 上では Asix AX88190 と認識されて、axnet_cs ドライバ・モジュールが使用されます。
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