外観の特徴は PC カード 本体から伸びているカプラーのソケット部分です。他の有線LANカードのカプラーよりも大きく、私が所有している中で一番大きかった Pci 社のものよりも巨大でした。写真の一番上が LA-PCM-T のもので、一番下が Pci 社のものです。中央のものが平均的な大きさのものです。これだけ大きいと邪魔にはなりますが、何か安心感もあります(笑)。
早速 MS-DOS をインストールしてある ThinkPad 535X で動作確認をしてみました。現在もアライドテレシス社のウェブサイトから各種ドライバーやマニュアルがダウンロードができました。こうした終了品にもずっと対応してくれるメーカーは何かと応援をしたいものです。
イネーブラーで LA-PCM-T を認識させて、パケットドライバー経由で LNET で telnet 接続を試みたところ接続できません。いろいろ調べてみるとパケットドライバーは他社のものとは少し様子がことなるようで、パケットドライバーの上流に TCP/IP を制御するドライバーが必要のようです。しかしこのドライバーは有料で販売終了になっているようです。どうも MS-DOS 上で使用するには NDIS ラッパー方式で接続をしなければならないようでした。詳しくは別途調査してみたいと思っています。
MS-DOS ですぐに使えないということが判明しましたので、linux での動作を確認してみることとしました。
debian squeeze をインストールしてある ThinkPad T30 へ挿入してみると LA-PCM.cis という専用のファームウェアが必要であるととdmesg 上に警告が出ていました。これもネット上を検索してみるとパッケージとして用意されていることが判明して、すぐにインストールをしてみました。
# aptitude install firmware-linux-free
ファームウェアのインストール後に再度 LA-PCM-T を差し直すとちゃんと NE2000 互換の有線LANアダプタであると認識してくれました。また通信も正常にできました。これで入手した LA-PCM-T が動作品であることが判りました。
debian squeeze で動作しましたので、当然のように Puppy Linux でも動作するものと思っていましたが、なぜか動作してくれませんでした。ちゃんとファームウェア LA-PCM.cis は /lib/firmware/cis/ に存在していて、認識しないはずはないのですが、なぜか認識してくれませんでした。
Puppy Linux 4.3.1(2012) と 5.2.8 で動作しないことが確認できたところで、何となく古い 3.01 で動作確認をしてみたところ、ちゃんと認識をして動作してくれました。この違いは何が原因なのでしょうか?どうも最近のバージョンの Puppy Linux で動作をしてくれないようです。古いパソコンで使うことの多い Puppy Linux でこんな症状が出てしまうとは困ってしまいました。他にも Puppy Linux で動作する有線LANアダプターはいくつも所有しているので、本当は困ることもないのですが、このような不対応な古い機器が増えてくるのが心配でなりませんでした。
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