ThinkPad 240 へ Puppy Linux をインストール(1) からの続きです。
メモリ不足が発覚した ThinkPad 240 へメモリを増設します。メモリソケットはキーボードをめくった下にあります。そこでキーボードを取り外す作業から開始しました。
ThinkPad 240 の底面にあるキーボードの印のある三本のネジを取り外すとキーボードが外れるはずでした。しかしキーボードはしっかりと固定されたままとなっています。本来は液晶パネル側の部分がL(エル)型になった段の上に乗っているだけのはずですが、ここが何故か強く固着している状況となっていました。隙間ができやすい Enter キーの脇からプラスチックの細い板を押し込んで、液晶パネル側の固着部分を引き剥がして無事キーボードを取り外すことができました。粘着テープのようなものではなく、黒くて固い物体(塗料の一部?)によって固定されていた感じとなっていました。
キーボードと本体をつなぐリボンケーブルには保護材も備わっていて、メモリの装着だけだったらリボンケーブルを取り外さなくても作業が出来るようになっていました。しかし写真撮影のためリボンケーブルを取り外して作業を行いました。
写真の右側にメモリソケットが見えます。左側にはモデムが装着された mini-PCI のソケットが見えます。
ThinkPad 240 のチップセットは 440BX で SD-RAM 512MB まで認識できるはずです。マザーボード(システムボード)上にすでに 64MB のメモリが搭載されているため、単純に追加できるのは 256MB までとなっています。手持ちの SD-RAM を探してみたところ、二種類の 256MB のメモリを発見しました。かつてノートパソコンで使っていたものでした。
いわゆる片面4枚(両面8枚)のメモリと、片面8枚(両面16枚)のメモリです。この時代のものは片面8枚(両面16枚)のものでないと認識できません。片面4枚(両面8枚)のものは 256MB としてではなく、128MB として認識されてしまいます。もちろん 128MB として使用する分には問題はありませんが少しもったいない使い方になります。
早速、片面8枚(両面16枚)の 256MB のメモリを装着して動作確認をしてみました。
電源を投入した後、IBM のロゴマークが表示されるまでの時間が大変長くなってしまいました。どうやら電源投入後にメモリの検査をしているようです。BIOS の設定の中を確認してみましたが、残念ながらメモリ検査を中止させたり、簡易検査にする項目がありませんでした。どうも毎回電源を入れる度に、この待ち時間をじっと我慢する必要があります(涙)。写真は BIOS が認識しているメモリ容量です。ちゃんと256MB + 64MB = 320MB となっています。一部はビデオメモリとして消費されているため実際に使用できるメモリは若干少なくなっています。
memtest86+ で検査をしてみましたが問題はなく正常に動作していました。
こうしてメモリの増設が終わったところで Puppy Linux を起動させてみました。
今度はちゃんと起動してくれました。
PCMCIA の無線LANカードを装着して家庭内 LAN へ接続しました。こちらも何の問題もなく接続が完了しました。これで ThinkPad 240 が使えるパソコンにようやくなりました!
ネット上の情報では mini-PCI ソケットへ無線LANカードを取り付けている事例を見かけます。今度機会があれば、この mini-PCI のソケットへ無線LANカードを取り付けてみたいと思っています。無線LANカードの取り付けだけであれば直ぐに出来るのですが、問題はアンテナです。この辺のことも考えて今後のことを決めて行きたいと思っています。
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