動作確認が出来た ThinkPad 240 へ Puppy Linux をインストールすることとしました。
個人情報満載のハードディスクを完全に消去して ext2 フォーマットをした上で、Puppy Linux 5.2.8 をインストールします。
ThinkPad 240 がブート出来るものは限られているようで、外付けのフロッピーディスクか内臓ハードディスクのようです。そこで Puppy Linux をインストールするためにフロッピーディスクへインストールした PLoP boot manager から USB 接続の CD ドライブを起動させる方法を選んでみました。
しかし PLoP boot manager から USB の CD ドライブを起動させても何故か Puppy Linux は起動してくれません。
そこで PLoP boot manager から USB メモリへインストールした Puppy Linux を起動させる方法を試みてみました。
しかし syslinux を呼び出したところで起動を中止してしまいます。どうも ThinkPad 240 の USB の回路部分を上手く動作させることが出来ないようです。
もうこれ以上外部から何かをしても無駄だと判断して、ThinkPad 240 に内臓されているハードディスクを取り出して、他のパソコンから直接インストールする方法にしました。
ハードディスクの取り外しはネジ二本を取り外し、ハードディスクの蓋の部分を横にスライドさせると取り出せるようになります。
取り出したハードディスクには電気接続の変換コネクタが付いているものでした。この変換コネクタや周囲の金属フレームなどを取り外して裸の状態にしました。
裸の状態となったハードディスクをいつもハードディスクのメンテナンスで使用するデスクトップパソコン(母艦)へ接続しました。この母艦でハードディスクの消去から始めました。
ハードディスクのメンテナンスでよく使用する partedmagic で作業を行いました。nwipe ( based on DBAN's dwipe - Darik's Wipe ) で複数回に渡ってオール1やオール0、乱数の書き込みを行いました。単純に内容を消去するだけでしたら dd コマンドでオールゼロを書き込めばよいのですが、もうヨレヨレになっているハードディスクに喝を入れるために複数回に渡って書き込みを行ってコンディションを整えました。(リコンディショニング)
nwipe で完全消去が完了した後、gparted を使って前方へ ext2 の領域を確保して、後方の 512MB ほどをスワップ領域として確保しました。この前方の ext2 領域へ Puppy Linux をインストールします。
母艦上で Puppy Linux 5.2.8 を起動させて、ユニバーサル・インストーラを使って ThinkPad 240 のハードディスクへ Puppy Linux をインストールしました。いつものようにすんなりとインストールが完了しました。
続いてブートマネージャの grub4dos をインストールしました。毎度のことですが、インストール時に自動で作成される menu.lst の記述が良くないようで、Puppy Linux をインストールしたときに提示される grub の menu.lst の記述例に置き換えて使用しています。
こうして出来上がったハードディスクを元通り ThinkPad 240 の本体に戻して、Puppy Linux を起動させてみました。
grub のメニューが表示された後、起動が開始しました。しかしどうも様子がおかしいようです。デスクトップの画面にはいつものアイコンがなく、真っ黒な画面の下にメニュー画面だけが表示されている状態となっています。そうです!メモリが不足していて動作が不安定になっていました。そこで急遽メモリの増量作業も引き続き行うこととしました。
ThinkPad 240 へ Puppy Linux をインストール(2)へ続きます。
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