大晦日に友人からパソコン(IBM NetVista M41 Slim)の掃除とメンテナンス(ハードディスクの交換)を頼まれました。自分のパソコンもろくろく掃除をしないのですが、なぜか他人からの頼まれ事には一生懸命になってしまいます(笑)。
もう何年も前に自宅サーバーとして FreeBSD をインストールしてあげたマシンでした。時折友人から頼まれては ssh でリモートメンテナンスを行っていました。しかしここ一年ほどはほとんどメンテナンスを行っていないこともあって、システムのグレードアップも行いました。
まずはマシンの蓋を開けて掃除からです。雪が降り積もるようにホコリが溜まっていました。掃除機で吸い取り、刷毛でホコリを掻き出し、エアーダスターを使って細かな場所に溜まったホコリを吹き出しました。それでも電源ユニットの内部は簡単に掃除が出来ず、二ヶ所のネジを取り外して電実ユニットの蓋を開けて掃除機でホコリの吸い出しを行いました。
掃除が一段落するとハードディスクの取り出しを行いました。ハードディスクの IDE や電源のケーブルを取り外すために CD ドライブやフロッピードライブを取り外すことから始めました。そしてハードディスクのケーブル類にアクセス出来るようになってからハードディスクをやっと取り外すことができました。コンパクトなマシンは小ささと引きかえに部品の交換が大変なのが辛いところです。
交換するハードディスクは「カッチョン」と不規則な音を発する現象が一ヶ月前から始まったというものでした。確かにハードディスクのコピー中にも頻繁にカッチン・カッチンと盛大に音を立てていました。もう寿命が近いのでしょうか?
このハードディスクのフォーマットは FreeBSD の標準の UFS2 となっています。160GB のハードディスクから 80GB のハードディスクへのコピーとなりました。ハードディスクの使用済み容量はおよそ 30GB だったのでいつもの dump & restore で内容をコピーすることとしました。
コピーの dump & restore は以前紹介したスクリプトを使用して各スライス毎に dump と restore をしました。容量が少なかったこともあり、作業時間は2時間程度で終了しました。
ハードディスクの交換作業も終了したところで、FreeBSD 7.2 から FreeBSD 8.2 へ一気にアップグレードを行いました。そしてインストール済みの ports のリビルドを行って作業終了としました。しかし順調に作業が出来たわけでなく、ruby のリビルドの最中に ports のデータベースが壊れてしまったようで、リビルド動作が異常となってしまいました。ports のデータベースを消去して、データベースの再構築をしました。これが結構時間がかかるもので、年末の忙しいときにいらいらとさせられました。
最後に電源スイッチの調子が悪いということだったので調べてみると、スイッチボタンがこんなことになっていました。これでは確かに調子悪いはずです。手元にあった同じタイプのマシンのものと交換しておきました。
夜8時に友人の手元にマシンを戻すことが出来ました。これで新しい新年を迎えることができました。
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