昨日届いた HP dc7600US の掃除をしました。
まず筐体から電源ユニットやマザーボードを取り出すことからはじめました。この分解の途中で、このマシンにはハードディスクが単純に無いだけでなく、固定用の特殊なネジ4本も無いことが判りました。このネジについてはちょっとした工夫で調達をしました。方法については後述します。
この時期の HP のマシンは通常のプラスネジの他トルクスネジが多用されています。それも重要な部分に多用されているのが特徴です。写真は分解や組み立てで使用したトルクスドライバー( T15H )です。最近はトルクスネジを見かけることが多くなったのでだんだんとトルクスドライバーが増えています。
電子部品を取り外した筐体や前面グリルのプラスチック部品はアルカリ性家庭用洗剤のマイペットで十分に水洗いをしました。この水洗のおかげで綺麗すっきりとなりました。水洗はお薦めですよ。この HP のマシンに張り付けてある Windows XP のシールは剥がれやすいので注意が必要です。今回の水洗で半分程度剥がれてしまいました。
マザーボードは刷毛を使って表面のホコリを飛ばしながら掃除機で吸い取ってゆきました。
そして電源ユニットも分解して内部の様子を観察してみました。電解コンデンサのパンクは見当たりませんでした。この後ホコリを掃除機で綺麗に吸い取り、送風ファンを取り出していつものように水をつけた筆で綺麗に掃除をしておきました。こんな機会でないと掃除できない部分は入念にしておきたいところです。
この後プロセッサのヒートシンクやヒートシンクに付いているファンを掃除しておきました。
さて掃除が終了した後、各部の組み立てを開始しました。このときハードディスクで使用する円筒形のトルクスネジ4本を他に部品から取り出し、取り出された部分には通常のネジを使用して固定をしました。ネジの少ないマシンだったのでこの4本のトルクスネジを入手できたのは運が良かったです。
これがトルクスネジから通常のネジへ交換したところです。
手持ちのハードディスクに円筒形のトルクスネジを固定して、このトルクスネジを筐体のガイドレールへ差し込んでハードディスクを固定しました。めでたし!
全体の組み立てが終わったところで動作確認を行ってみました。部品が余っていないか周辺をよく確認をしておきました。意外と変な部品が転がっていて後で慌てることがよくあります(笑)。
特に問題なく稼働していました。ただプロセッサ周辺から何かの音が鳴いているのが盛大に聞こえてきます。筐体の蓋を閉めても鳴きは小さくならないようです。小さな筐体のマシンなので使い道が多いと思っていただけにこうした鳴きが大きいと通常のデスクトップマシンとして使用するのもちょっと引いてしまいそうです。
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