2016年4月29日金曜日

Buffalo LS-HGL を入手

インターネット・オークションにて、バッファローの NAS 製品の LS-H640GL(以下 LS-HGL と記します)を入手しました。

今回入手したバッファロー LS-HGL です。

経緯

今までプロセッサに POWERPC 搭載の「玄箱」を中心にして NAS 製品をインターネット・オークションにて落札してきました。そろそろ目新しいものが欲しくなり、たまたま落札できたのが LS-HGL です。
ただし入手したものは、出品時より「電源が入らない故障品」として入手したものです。最悪は、保守用部品取りのマシンとなってしまう可能性のあるものでした。

動作確認

LAN ケーブルを接続して電源を投入すると、電源のランプは点灯しませんでした。しかし LAN のランプのみが、マルチキャストのパケットに反応して時折点滅する状態でした。さらに内部に残されていたハードディスクも動作していないようでした。明らかに故障状態でした。

動作確認中のランプの様子です。
電源ランプが点灯しませんでした。

分解

故障している状況が判明しましたので、早速分解することとしました。搬送にレターパック・プラスを使用していたことと、ほとんど緩衝材が入っていないこともあって、分解途中で、内部を固定する爪の破片がポロポロと落ちてきました。故障していることを前提とした簡易発送であったのですが、もっと他の発送方法を選べばよかったと反省しているところです。

分解した LS-HGL です。
ハードディスクは運悪くサムスン製 HD642JJ でした(涙)

故障原因の発見・修理

分解すると、すぐに故障の原因が判明しました。電源ユニットの電解コンデンサ(SAMXON 2200μF/10V)が破裂していました。

電解コンデンサが破裂していた電源ユニットです。

ちょうど手元に新品の電解コンデンサ(ニッケミ KMG 2200μF/10V)があったため、これと交換することとしました。

RTV ゴムで固定されていた電解コンデンサを取り外して、新しい電解コンデンサに交換するところです。
新しい電解コンデンサへ置き換えた電源ユニットです。
この状態で電源電圧が正常に出力されることを確認しました。

掃除

せっかく分解したこともあり、筐体を水洗いしておきました。今回は電解コンデンサの電解液と思われる汚れも付着しており、プラスチック部品はレンジ周り用アルカリ洗剤でしっかりと洗浄しておきました。

洗浄中の LS-HGL のプラスチック部品です。

動作確認

電源ユニット単体の状態で出力コネクタの部分に 5 ボルトと 12 ボルトが出力されていることを確認しました。その後、金属フレームへ電源ユニットやハードディスクなどを取り付けて動作確認を行いました。正常に動作を開始したようで、パソコンから LS-HGL のディスクへアクセスすることができました。

電源ユニットの修理の後に動作確認を行っているところです。

今後の予定

ハードディスク単体の試験などを行う他、LS-HGL のボードへシリアルコンソールのピンヘッダの取り付けなどを予定しています。そして Debian Jessie をインストールしたいと思っています。ARM 系のインストールは初めてのことなので、いろいろ事前調査を行って作業をしたいと思っています。


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