今回入手した NTT FT-STU-Bng です。 |
概要
親指先ほどの大きさの USB 型無線 LAN アダプタです。無線 LAN の特性は、2.4GHz 帯の IEEE 802.11 b/g/n 対応となっています。内部のチップには Ralink 社の RT2870 が使用されている模様です。
NTT FT-STU-Bng の背面表記の様子です。 |
デバイス ID を追加してビルド
Debian Jessie が稼働しているパソコンへ本機(FT-STU-Bng)を装着してみたところ、なんの反応もありませんでした。デバイス ID (0411:0192)が登録されていない模様でした。そこでデバイス ID (0411:0192)を rt2800usb ドライバ・モジュールへ追加してビルドすることとしました。なおデバイス ID のベンダーコードの "0411" を見てのとおり、バッファローが製造委託された製品のようです。また lsusb コマンドでも Buffalo の名前が読み取れます。動作確認
FT-STU-Bng のデバイス ID を追加してビルドし直した rt2800usb.ko をカーネル・モジュールとしてインストールした後、動作確認を行いました。ちゃんと認識をして rt2800usb.ko ドライバ・モジュールで稼働しました。稼働中は、本体先端の内側から青色の LED ランプが点灯していました。
動作中の NTT FT-STU-Bng のランプの点灯状況です。 |
ダウンロード
今回ビルドしたドライバ・モジュールを「Debian 用ドライバ保管庫」へアップロードしています。自由にダウンロードして使用してください。ただし自己責任でお願いいたします。該当する Debian バージョンのホルダの中にあるドライバ・モジュールの rt2800usb.ko をダウンロードするか、私がビルドしたドライバ・モジュールを一纏めにした圧縮ファイル(tar.gz)をダウンロードして使用してください。このドライバ・ モジュールを一纏めにした圧縮ファイルのダウンロードをお奨めします。
ドライバ・モジュールを一纏めにした圧縮ファイルの場合、解凍後、ドライバ・モジュールのインストール・スクリプト modules-update.sh を特権ユーザで実行させると、自動的にドライバ・モジュールをインストールしてくれます。
$ tar zxvf Jessie-wifi-modules_pack.tar.gz
$ su
# ./modules-update.sh
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