今回監視カメラセットとした FON2202 です。 |
経緯
一台目の FON2202 も UVC タイプのウェブカメラとして活躍しています。motion をインストールした上で、動体検知をした時に静止画像を撮影するようにしています。しかし motion の動作の負荷が大きく、320x240 までの画像までしかとても処理できない状況でした。二台目の FON2202 には、mjpg-streamer をインストールして、動体検知をしない方法で 640x480 の動画を配信させようとするものです。
クライアントとして設定
FON2202 には、すでに OpenWrt Chaos Calmer 15.05.1 がインストール済みです。無線 LAN 設定の項目でクライアントとして設定しました。実際には、以前 FON2201 で行った中継器(リピータ)としての設定を行っておきました。もしかすると中継器としても使用する可能性の否定出来なかったため、念の為の処置です。FON2201 をリピータにしてみました
http://near-unix.blogspot.jp/2016/02/fon2201.html
USB ポートの設定
OpenWrt をインストールした初期状態では USB ポートの設定が行われていません。必要なカーネル・モジュール類をインストールしました。# opkg update
# opkg install kmod-usb-ohci kmod-usb-ohci-pci
# opkg install kmod-usb2 kmod-usb2-pci
mjpg-streamer のインストール
動画配信ソフトウェアの mjpg-streamer のインストールの前に UVC カメラのドライバ・モジュールのインストールをしました。# opkg install kmod-video-uvc
UVC タイプのウェブカメラを USB ポートへ接続すると /dev のところへ video0 が出現することを確認しました。
# ls /dev | grep video0
video0
引き続き mjpg-streamer のインストールを行いました。OpenWrt には mjpg-streamer を LuCi の画面設定からできるアプリケーション・ソフトウェアも用意されているため、一緒にインストールしました。
# opkg install mjpg-streamer luci-app-mjpg-streamerls
動作確認
mjpg-streamer を起動させるのは、LuCi の設定画面から簡単に行うことができました。あの長い mjpg-streamer の起動コマンドを入力しなくて済むのは大変便利です。なお OpenWrt の LuCi の設定では、出力ポートは 8080 となっていました。一般的な 8081 ではないことに注意が必要です。なお 8081 へ設定変更も可能となっています。設定が完了したら、ブラウザから FON2202 の IP アドレスへアクセスして動画が配信されているか確認しました。
http://FON2202 の IP アドレス:8080/
画像の大きさを 640x480 に設定して動画配信をしてみましたが、やはり 180MHz のAR2315 には厳しいようで、常時 80 パーセント以上の CPU の占有率となっていました。またシステムメモリ的にも 32MB では少ないようです。64MB は欲しい感じでした。がしかし、640x480 の動画配信はしっかり行われていました。
mjpg-streamer の動作確認中の FON2202 です。 |
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