2013年10月10日木曜日

ThinkPad 390E の BIOS アップデート(不要でした)

ThinkPad 390E ( 2626-90J ) の BIOS のアップデートを試みました。結果としては、充電バッテリが欠落していることもあり、BIOS のアップデート・プログラムの途中でアップデートが中止となってしまいました。

しかし運がよいことに今回入手した個体の BIOS は最新のもの(1.55 R01_C9 11/21/1999)であったようです。

最初に BIOS 画面を確認したときには、BIOS のバージョン番号ではなく、日付であることに戸惑っていました。そしてレノボ社の ThinkPad のページの最新の BIOS の日付が 21/Mar/2001 であったことから古い BIOS が搭載されているものと思っていました。

ThinkPad 390E の BIOS 画面です。

しかし BIOS のアップデート・プログラムの説明書の中に記述があったアップデートの履歴を確認すると、最新のバージョンが上記の 1.55 R01_C9 11/21/1999 であることが判明して、アップデートの必要がないことを知りました。

そして再度 BIOS 画面の中を探してみると、BIOS のバージョン情報が記録されているページを発見しました。ここには R01_C9 と表示されていて、最新の BIOS であることを確信しました。

ThinkPad 390E のバージョン情報のページです。

しかし今回の ThinkPad 390E の BIOS のアップデートの履歴をよく観察してみると、1999年11月に集中的にアップデートを繰り返してしたことが判明しました。一体何があったのでしょうか? とても気になるところです(笑)。

以下は ThinkPad 390E の BIOS のアップデート履歴からの一部転載です。
  1.42        R01_B8    11/11/1999  Windows 2000のサポートと問題の解決
  1.44        R01_C0    11/12/1999  機能の拡張
  1.48        R01_C4    11/15/1999  問題の解決
  1.49        R01_C5    11/16/1999  問題の解決
                                    Windows Me のサポート(追加)
  1.50        R01_C6    11/17/1999  問題の解決
  1.51        R01_C6    11/17/1999  問題の解決(注1)
  1.52        R01_C6    11/17/1999  問題の解決(注1)

  1.53        R01_C7    11/18/1999  BIOSバージョン番号の変更のみ(注2)
  1.55        R01_C9    11/21/1999  問題の解決
                                    Windows XP のサポート(追加)

2013年10月9日水曜日

ThinkPad 390E を入手しました。

また ThinkPad コレクションに仲間が増えました。ThinkPad 390E ( 2626-90J ) です。いつものようにインターネット・オークションで入手しました。


以前から欲しかった機種ですが、状態のよいものは落札価格が高く、落札価格が低いものはどこかが壊れているものが多く、それも液晶パネルのヒンジ部分が破損したものばかりで、どうしてこの部分が壊れてしまうのか不明ですが、何故かヒンジ破損の ThinkPad 390 が多く出品されていました。私が入手したものはヒンジの破損は無かったのですが、充電バッテリとハードディスクが欠落したものでした。

とりあえず届いた商品の掃除を行いました。どこかの会社の事務か何かに使われていたもののようで、タバコのヤニがベットリと付着しているものでした。何度も濡れ雑巾で拭き直してタバコのヤニ類を取り除きました。おそらく内部にも大量にタバコのヤニが不着しているものと思われますが、本機を分解する機会があれば掃除をしたいと思っています。

これはトラックポイントのゴムの様子です。もう頭の部分がすっかり剥がれてツルツルになっています。相当酷使されてきたことを思わせます(笑)。


早速電源を投入して BIOS 画面の確認を行ってみました。Celeron 300 MHz のプロセッサが搭載されているようです。液晶パネルを眺めてみると、左側が明るく、右側へ向かって暗くなっていました。この画面を見る限り、どうも冷陰極管が左側に縦に設置されている模様です。


各部の様子を観察してみました。底面にある拡張メモリソケットの蓋を開いてみると、32MB のメモリが二枚装着されていました。おそらく販売当時は 64MB でも相当大きなメモリであったものと思われました。しかしこれでは Puppy Linux も満足に動作しないため、他の大きなメモリへ交換しておきました。試していませんが、チップセットが i440BX のため最大で 512MB を搭載できるのではないかと思われます。


そしてこれがハードディスクの収納ケースです。薄い鉄板を折り曲げて作った簡単な構造のものでした。アルマイトの弁当箱のように重ね合わせて蓋をする構造になっていますが、片方の箱の底にはベークライトの板が敷いてありました。おそらくハードディスクの厚みに合わせて調整をするものと思われます。現在のままだと 9.5 ミリ厚のハードディスクが装着出来るようになっています。


これは底面の奥に二個装着されている折りたたみ式の足です。前後に折りたたむのではなく、左右に広げる形式のものでした。本機では、この足は使用された形跡がありませんでした。


本体の左奥には USB ポートがありました。蓋で隠されていました。本機が発売された当時はまだ USB 機器が少なかったことを思わせました。


そして、ここが残念ポイントなのですが、 PC カードスロットの蓋が破損していました。上側の部分が外れて引っかかっている状態となっていました。下側のスロットは使用できる状態であったのが救いでした。


これは底面から撮影した CD-ROM ドライブの様子です。比較的大きなイジェクト(排出)ボタン(青色)が印象的でした。押し易い形となっていますが、側面からよく見えないところにあり、ちょうど本機を持ち上げて移動させようとすると、うっかり触ってしまって CD-ROM が排出されることが何度かありました。意外と不便な構造でした。


動作確認のために Puppy Linux 4.3.1 (2012) を CD-ROM で起動させてみました。とりあえず動作はしましたが、音声部分は自動認識してくれませんでした。なお手動で認識作業を行っていないので認識するのかは不明です。

操作感はさすがに Celeron 300MHz のことはあるだけに、緩慢な感じで各ソフトウェアが立ち上がってきます。それでも古い ThinkPad を愛でるには十分なものと感じました(笑)。

なお内臓の時計が初期化されていたため、Puppy Linux のインターネットでの時刻合わせを行ってみましたが、どうも内部時計(クロック)の設定が出来ないようです。hwclock コマンドを受け付けてくれないチップを使用しているのでしょうか? なお古いパソコンで偶に効果がある hwclock コマンド・オプションの directisa も試してみましたが、設定できませんでした。どうも内部時計は手動で合わせなければならないようです。

興味本位で入手してしまいましたが、メンテナンスの予定も立てられない状態のため、しばらく放置してしまいそうです。せっかく入手したものだけに残念です。

2013年10月6日日曜日

PC DOS 7.0 を CF カードへ移行してみました

私が入手した時、ThinkPad 360CE のハードディスクの中に IBM PC DOS 7.0 がインストールされていました。PC DOS の使用経験がない私にとって、興味があったので、少し操作して遊んでいました。
しかし以前の記事のとおり、ThinkPad 360CE のハードディスク(IBM DHAA-2405 , 344MB)は、騒音と動作障害( DriveFitnessTest で障害を確認)のため、CF カードに置き換えていました。前述の記事では、CF カードには新規に MS-DOS 6.2 をインストールしていましたが、この記事では、ハードディスクの中の PC DOS 7.0 を CF カードへインストールしてみることとしました。

すでにハードディスク・パックから取り出しているハードディスクを、いつもハードディスクのメンテナンスで使用しているデスクトップ・パソコンへ接続して、データをイメージコピーすることとしました。

ThinkPad 360CE のハードディスクからイメージデータを吸い出しているところです。

ハードディスクは 344MB のため、CF カードは 512 MB のものを用意しました。PartedMagic 上で dd コマンドでハードディスクから CF カードへコピーを行いました。ハードディスクの読み出し速度が遅いのか?、CF カード書き込み速度が遅いのか不明ですが、たった 344 MB のデータのコピーなのにやたらと時間が掛かっていました。

メンテナンス用のマシンに用意してあるメモリカード・スロットでコピーしました。

イメージコピーが終了した CF カードを PCMCIA アダプタ経由で ThinkPad 360CE へ装着して起動させてみました。

すると起動途中で「 Missing operating system 」の表示を掲示して停止してしまいました。

MS-DOS などでもこのようなことは、よく発生しています。ブートローダが DOS パーティションを見つけられなかったり、システムファイルを発見できないときに発生してしまいます。DOS の FDISK コマンドに何かの細工があるようで、MBR か PBR に問題が発生するようです。

そこでハードディスクを ThinkPad 360CE へ戻して、起動フロッピーディスクを作成してシステムの修復を行うこととしました。
起動フロッピーの作り方
c:\> FORMAT /S A:
PC DOS 7.0 用に起動フロッピーディスクを作って作業を行いました。

システム修復で必要となるコマンドもコピーしておきます。以下が必要なものです。
FDISK.COM
FDISKUS.COM
SYS.COM
FORMAT.COM
XCOPY.EXE

ハードディスクを ThinkPad 360CE から抜き去って、再度 CF カードをハードディスクの IDE コネクタへアダプタ経由で接続します。そして起動フロッピーディスクで ThinkPad 360CE を起動させます。そして FDISK を使って、マスターブートレコードの修復から行ってみます。
A:\> FDISK /MBR
イメージコピーをした 512 MB の CF カードです。

上記のコマンド実行後、フロッピーディスクを抜き去り、CF カードから起動させてみます。しかし「 Missing operating system 」で再度停止してしまいました。

次の手段はシステムファイルの修復を SYS コマンドを行ってみました。
A:\> SYS C:

transfered と表示が出て、システムファイルの修復が完了したところで、再度 CF カードから起動させてみました。しかし今回も「 Missing operating system 」で再度停止してしまいました。MS-DOS では SYS コマンドで修復出来ることが多いだけに残念な結果となってしまいました。

この他、CF ブートさせるために、Puppy Linux などにあるブートローダの GRUB4DOS を使って CF カードからの起動を試みましたが、残念ながら起動させることができませんでした。

ここで万策尽きた感じとなってしまいました。

ここでイメージコピーで移行するのではなく、ファイルコピーで移行する方法へ切り替えることとしました。

方法としては、すでに作ってある PC DOS 7.0 の起動フロッピーディスクで ThinkPad 360CE を起動させた後、ハードディスクのところへ装着している CF カードを再度 PC DOS 7.0 の FDISK コマンドで領域を消去して、再度確保しなおします。そしてシステム・フォーマットをし直して CF カードを起動ディスクにしました。
A:\> FDISK
A:\> FORMAT /S C:

CF カードから起動させると、確かに ThinkPad 360CE は起動させることができましたが、システムファイルしか存在しない状態となっています。この起動することが出来る状態の CF カードへ PC DOS 7.0 の各種ソフトウェアや設定データなどを元のハードディスクからファイルコピーをすることとしました。

このコピーのために別途 CF カードを用意して、元のハードディスクの中からすべてのファイルをそのままのツリーのままコピーしました。データ移行用の CF カードを ThinkPad 360CE へアダプタ経由で取り付けて、PC DOS 7.0 の起動フロッピーディスクから起動させました。

データ移動用に使用したのは東芝の 2GB の PCMCIA ハードディスクです。
全域を使用せず、前方の 344MB だけを FAT16 でフォーマットしています。

起動が完了したところで XCOPY を使ってファイルコピーを行いました。PCMCIA スロットに差し込んだ CF カードは C: ドライブで、ハードディスクに接続した CF カードは D: ドライブとなっているので、コピー元とコピー先のドライブ名には注意が必要です。
A:\> XCOPY C:\*.* D:\ /E
オプションの /E はサブ/ディレクトリも含めてすべてコピーをする意味です。

この XCOPY コマンドで順調にコピーが開始されました。大量のコピーが完了したところで、フロッピーディスクと PCMCIA カードを抜き去り、恐る恐る再起動させてみました。

無事 ThinkPad 360CE は PC DOS 7.0 で起動することができました。

CF カードで起動させることができた ThinkPad 360CE です。

DOS 時代の古いパソコンでは、ハードディスクの劣化も進んでいるため、新しいハードディスクなどへデータの移行が必要なことが増えていると思われます。今回の私の経験がお役に立てばと思っています。

ThinkPad 360CE を PCMCIA カードで起動

先日、ハードディスクから CF カードに置き換えた ThinkPad 360CE ですが、その後いろいろ調べてみると、PCMCIA カードからの起動に対応していることが判明したため、実際に PCMCIA カードから起動させてみました。

PCMCIA カードで起動させた ThinkPad 360CE です。

すでに CF カードの中に MS-DOS 6.2 をインストールしてある状態のため、この CF カードを PCMCIA 変換アダプタへ装着して、ThinkPad 360CE のカードスロットへ差し込んでみました。

MS-DOS 6.2 をインストールした CF カード
PCMCIA アダプタ経由で ThinkPad 360CE へ装着しました。

電源を投入して起動させるときに「F1」キーを押して(ビープ音が鳴るまで押しつづけます)、BIOS 画面(Easy Setup)に入って、「Start up」のページで起動させるドライブの順序を指定しておきます。

BIOS 画面の Easy Setup です。

私の事例では一番目にフロッピーディスク、二番目に PCMCIA カード、三番目にハードディスクに設定しました。この状態で設定を終了して再起動させると、PCMCIA カードからの起動が可能となります。

Start up のページで起動ドライブの順序を設定します。

PCMCIA カードからの起動が完了してドライブの状態を調べてみると C: ドライブとなっていました。なおハードディスクを装着していると、ハードディスクが D: ドライブへ変更となっていました。

PCMCIA カードから起動させた MS-DOS 6.2 です。

普通に PCMCIA カードがハードディスクと同様に読み書きをすることができました。もしかして、わざわざハードディスクを CF カードに置き換える必要はなかったのではないかと思われました。

しかし PCMCIA カードから起動している状態でネットワークを使用したいと思って、有線 LAN アダプタのダイレクト・イネーブラーを起動させた瞬間、PCMCIA カードが切り離されてしまって、システムが停止してしまいました(涙)。 カードスロットへ何かを差し込んで使用する場合には、やはりハードディスクの IDE 接続で CF カードを使用する必要がありました。

[ その他 ]
フロッピーディスクから起動したときにも PCMCIA カードを認識してくれるようで、PCMCIA カードが C: ドライブ、ハードディスクが D: ドライブとなっていました。フロッピーディスク起動でハードディスクの中身をそっくり移行させる場合などに使用出来そうです。

2013年10月4日金曜日

ThinkPad 360CE の CF ドライブ化

昨日、筐体の修理を行った ThinkPad 360CE ですが、しっかり各部がエポキシ接着剤で固定されて、以前のように亀裂を見せることもなくなりました。もうこれでヒヤヒヤしながら触る必要も無くなりました!

CF ドライブ化した ThinkPad 360CE です。

さて今日はこの ThinkPad 360CE のハードディスクを CF カードに置き換えてみました。ネット上を検索すると ThinkPad 360 系に使用されているハードディスク・パックの開封とハードディスクの交換について記述してあるサイトをいくつか発見することができました。以下に私が参考にさせてもらったサイトを紹介しておきます。

参考ウェブサイト

Think Pad 360(760)系 HDD交換手順
http://www.aichi.to/~thinkpad/hdd/tp360hdd/

ThinkPad 360/75xのHDD換装
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Cupertino/2871/300/360_h.htm

さてこれらのサイトではハードディスクを新しいハードディスクへ交換する内容でしたが、今回私が行おうとしているのは CF アダプタ経由で CF カードを IDE ドライブとして交換するものです。このような方法についてはネット上では事例を発見することが出来ませんでした。そこで実際に交換を行ってみて使用できるのか確認を行ってみました。

上記のネット上の情報に基づいてハードディスクパックを開封しました。細いマイナス・ドライバーを隙間に突き刺して、フック(爪)を一個ずつ丁寧に剥がして行きました。

本体からハードディスク・パックを取り出しているところです。
ハードディスク・パックの底面の様子です。
盗難防止キーと一体となっているのが面白いところです。
ハードディスク・パックを開封して取り出したハードディスクです。

取り出したハードディスク(IBM DHAA-2405 , 344MB)からシステムボードとハードディスクの間につながるコネクタ・ケーブルを取り外しました。このハードディスクへつながるコネクタは、ハードディスクの信号ピンとマスター・スレーブの切り替えのピンの部分のすべてを一度に接続するものとなっていました。

コネクタ・ケーブルを取り外したところです。

ネット情報に寄りますと、最近の 2.5 インチハードディスクと違って、マスター・スレーブの切り替えはピン間をショートさせるとマスターになるという現在のものとは逆の設定となっています。このコネクタ・ケーブルもピン間をショートの状態で作られていて、新しいハードディスクと交換するにはマスター・スレーブの切り替えピンを切り取ってマスターの設定となるようにしているそうです。

しかし今回使用する CF アダプタのマスター・スレーブの切り替えはアダプタ本体にあるショート・ジャンパで切り替えるようになっているので問題はありませんでした。そのため、コネクタ・ケーブルへ CF アダプタを接続するときには写真の左側3列を空けた状態で接続する形となりました。

CF アダプタへコネクタ・ケーブルを取り付けたところです。
CF アダプタの #20 key ピンの部分は切断してあります。

コネクタ・ケーブルと組み立てた CF アダプタをハードディスク・パックへ取り付けるところですが、とりあえず動作確認を行ったり、仮に取り付けた 64MB と違った容量の CF カードへ交換することも考えて、このままマシン本体へ取り付けて動作確認を行ってみました。

直接 CF アダプタを本体へ取り付けて動作確認を行いました。
いずれちゃんとハードディスク・パックへ収納する予定です。

とりあえず電源を投入して BIOS 画面(Easy Setup)を開いて、TEST のページの中からハードディスク(HDD1)の試験を行ってみました。何と!エラー(93)でした。今までにも CF アダプタで上手く動作しなかった ThinkPad が存在していたこともあり、今回も動作しないものと思われました。

起動時にはエラー表示はありませんでしたが、
BIOS のセルフテストではエラーとなってしまいました。

しかし電源投入時には、エラー表示が出ないこともあって、とりあえず MS-DOS 6.2 をインストールしてみました。ちゃんと CF アダプタ化したハードディスクを認識してフォーマットも行い、インストールも完了してしまいました。
インストール途中で気づいたことですが、ハードディスクの動作を知らせる LED ランプが点灯していません。やはり完全にハードディスクと互換ではないようです。

テストではエラーとなりましたが、MS-DOS のインストールは可能でした。

インストール完了後に再起動させると、ちゃんと MS-DOS 6.2 が起動して動作もちゃんと行っていました。動作確認の LED ランプが点灯しないなどの問題点はありますが、とりあえず動作しているようです。しばらくこの CF アダプタを使用して経過を観察してみようと思っています。

ハードディスクの動作を知らせる LED ランプは点灯しませんが、
ちゃんと MS-DOS が動作しました。

しかし騒音の大きかったハードディスクが撤去されたこともあり、まったく無音で動作する ThinkPad 360CE は気持ちのよいものでした。

しばらく経過観察のために CF アダプタで運用してみます。

2013年10月3日木曜日

ThinkPad 360CE の筐体割れを修理

先日入手した ThinkPad 360CE の筐体の割れている部分を修理しました。

本体の強度に影響する二ヶ所の割れを入手時に発見していました。このまま使用していると割れが大きくなって行く可能性もあると考えられるため、筐体の割れた部分を接着剤で補修することとしました。


一箇所目はフロッピーディスクドライブの側面部分にあるパネル部分です。ここは何か拡張を考えてはめ込みパネル構造となっています。どのように使用するのかは不明です。しかしこの側面に穴を空ける構造のため、筐体の一部が棒状になっていて、この部分が割れていました。力を加えると大きく亀裂が見える状況となっています。そこで、この取り外し可能なパネルと一緒に筐体へ接着してしまいました。もうこのパネルを開いて何かを取り付けることもないと思われるためです。なお使用したのは二液性のエポキシ接着剤です。

竹串の先端が割れている部分です。
強度を保つため取り外しパネルと一緒に接着・固定しました。

そして次はフロッピーディスクドライブのディスクの取り出し口の部分の割れです。表面の別部品のパネルの割れだけでなく、内部の筐体にも割れが発生していました。そこでここでもパネルと筐体を一体で接着剤で固定しました。ここでもエポキシ接着剤を使用しました。一部接着剤が表面にはみ出してしまいましたが、無水アルコール(エタノール)を染み込ませたティッシュで接着剤を拭き取り、綺麗にしておきました。アルコールは意外とエポキシ接着剤のはみ出しを綺麗にしてくれます。

竹串の先端部分が割れている部分です。
一旦割れている部分を広げて、接着剤を流し込み固定しました。
はみ出した接着剤はアルコールで拭き取りました。

この記事を書いている時間には、まだ接着剤が完全に硬化していないため十分な補修が出来たか結論が出ていませんが、従来からの経験ではこれで十分だと思っています。何か追加の補修を加えた時には、再びこのブログへ記述したいと思っています。

2013年10月2日水曜日

3Com EtherLink III 3C589D 有線 LAN アダプタ

先日入手した ThinkPad 360CE のおまけとして付いてきた有線 LAN アダプタの 3Com EtherLink III 3C589D-COMBO を紹介します。

3Com EtherLink III 3C589D の外観です。

古い PCMCIA タイプの有線 LAN アダプタです。販売当時のことは不明ですが、商品名の COMBO の部分はおそらく BNC 同軸コネクタで接続するアダプタと、現在普通の使われているイーサネット・コネクタの二種類カプラーケーブルをセットにして販売していたもののようです。
本体に「For 10BASE-T and Coax」との表示も見られますが、この Coax とは Coaxial(コアキシャル:同軸)の短縮表示と思われます。入手したときには、同軸ケーブルのカプラーは存在しておらず、普通のイーサネット・コネクタが先端に付いたケーブルがあるだけでした。この同軸カプラーケーブルも一度目にしてみたかったものです。
そして興味深いのは、この付属してきたケーブルの長さです。何と!両手を広げた長さよりも長く、240 センチもありました。直接イーサネット・スイッチから引っ張ってくることを前倒としている長さのようでした。昔の PCMCIA の有線 LAN アダプタには、意外と長めのケーブルが付属しているものがいくつかあり、当時の流行と思われます。

さてドライバ関係のことですが、Linux 上では 3c589_cs が対応していました。入手した個体は問題なく動作をしていました。

また本体と接続するケーブル・プラグの根元にはイーサネットと接続したことを示す LED ランプが備わっていました。他の 3Com 製品と同様にデータ通信時には点滅などの動作をしないものでした。

興味本位で手持ちの 3Com 3CCFE574BT のカプラーケーブルを本機(3Com 3C589D)へ接続してみました。物理的には装着可能でしたが、電気的には接続出来ませんでした。当然の結果でした(笑)。

イーサネットの接続が行われると LED ランプが点灯します。

これでまた一つ PCMCIA カードのコレクションが増えました。