今回入手したロジテック LAN-W150N/PR です。 |
概要
外観はちょっと特徴的で、背面にあるイーサネット・ポートの部分が膨らんだ形状の筐体となっています。この一段高くなった部分にスリット状の排気口が設けられており、内部で発生した熱をここに集めて排気するようになっていました。そして電源ジャックは存在せず、ミニ USB ソケットによって 5 ボルトの電源を給電してもらうようになっていました。最近では小型の電子機器でよく見られる電源供給方式となっていました。これは、ミニ USB プラグ方式の電源アダプタが数多く販売されていることも関係しているようです。そして無線 LAN の部分は、2.4GHz 帯の IEEE 802.11 b/g/n 対応となっていました。
ロジテック LAN-W150N/PR の背面です。 |
動作確認
初期 IP アドレスは 192.168.2.1 でした。設定画面のログインのためのユーザ名:admin、パスワード:admin でした。有線 LAN も 無線 LAN も必要最小限度の設定ができるだけでした。
ちょっと疑問だったのが WAN 設定の部分で DHCP で IP アドレスの配給を受けるときには、MTU が最大 1492までしか設定できないことでした。静的設定では MTU を 1500 へ設定することができました。別にこれでも通信するのに困らないのですが、今まで見たことのなかった設定だったので少々戸惑いました(笑)。
分解
とりあえず分解して中身の様子を観察してみました。分解は底面にある四本のネジを外すと、底面の蓋が外れて、内部のボードを取り出すことができました。LAN-W150N/PR の底面のネジの取り外し。 手前側二本の長さが奥側二本よりも短いものが使用されていました。 |
使用されている主要なチップは以下のとおりです。小型の無線 LAN ルータでよく見かける RTL8196 シリーズのチップが使用されていました。そしてメモリは、容量少な目の 16MB で、フラッシュメモリは 2MB でした。フラッシュメモリの容量の小さなものはファームウェアの入れ替えが難しいのが残念なところです。
・無線 LAN 統合チップ:Realtek RTL8196B
・システムメモリ:ESMT M12L128168A-6T (16MB)
・フラッシュメモリ:MX 29LV160CBTI-70G (2MB)
LAN-W150N/PR のボード裏面 |
LAN-W150N/PR のボード表面 |
分解した筐体を元通りにして、RTL8196B のファームウェアのビルドができるまで放置することとしました。
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