今回入手した B-LINK BL-MP01 です。 |
ネット上では "LB-LINK" と記述されているようですが、どうも "B-LINK" が正解のようです。この製品のカタログ PDF を見ると "B-LINK ELECTRONIC FACTORY, GUANLAN TOWN, SHENZHEN, CHINA" と記述されているからです。頭文字の "L" はロゴマークのようです。
BL-MP01 - Shenzhen Bilian Electronic CO.LTD.
http://www.lb-link.cn/index.php/download/view?cid=110
BL-MP01 と FON2100E との大きさの比較です。 |
使い方
側面に三つのポジションのあるスライドスイッチを切り替えて動作モードを変更します。BL-MP01 の側面にあるモード切替スイッチ |
[RT] モードへスイッチを設定すると、いわゆる無線 LAN ルータとして機能します。イーサネット・ポートは WAN ポートとして機能します。無線 LAN で BL-MP01 本体へアクセスして設定が可能です。初期 IP アドレスは 192.168.16.254 です。設定項目は、本格的な無線 LAN ルータと同様の設定が可能となっていました。特に私が嬉しいと思ったのは、無線 LAN の出力抑制ができることでした。最小 1mW で設定できました。ホテルや旅館で使用するときに、無線 LAN の電波が漏れにくいように最小出力にできることは好ましいことと思います。この [RT] モードは、ホテルや旅館に宿泊のときなど、有線 LAN を無線 LAN へ変換するときに使用するときに有利です。不特定多数の宿泊客が使用している有線 LAN ポート側からの不要なアクセスを遮断できるなどの利点があり、いろいろと便利だと思います。
[Repeater] モードでは、無線 LAN 中継器(リピータ)として動作します。この中継器として動作させるには、中継元の無線 LAN アクセスポイントと接続を設定しておく必要があります。なお [Repeater] モードでは、イーサネット・ポートは LAN ポートとなります。パソコンと BL-MP01 を LAN ケーブルで接続してイーサネット・コンバータとして動作可能です。[Repeater] モードでの IP アドレスは、中継元のサブネットの IP アドレスではなく、BL-MP01 が持っているサブネット(192.168.16.1)となり、BL-MP01 の DHCP 機能で IP アドレスが配給されます。もちろん BL-MP01 の本体設定も 192.168.16.254 で設定可能です。
[AP] モードは、 WIFI Amplifier (無線 LAN 増幅)モードという違法臭のする名前(笑)ですが、実際のところ無線 LAN の電波を増幅するものではありませんでした。上記の [Repeater] モードと同じ中継器(リピータ)として動作します。ただ異なる点は、サブネットが中継元のサブネットと同じになります。さらに IP アドレスも中継元にあるルータの DHCP 機能から配給されるようになります。自宅などで、無線 LAN の電波が届かない場所へ中継するときには、この [AP] モードがトラブルが少なく、使いやすいと思います。なお [AP] モード時には、本体設定が出来ない模様です。[RT] モード、[Repeater] モードで事前に設定しておく必要があります。 この [AP] モードは、弊ブログの中で FON2100E や FON2201 を中継器としたときと同じ動作となります。
FON2100E をリピータ(中継器)にしました
http://near-unix.blogspot.jp/2016/02/fon2100e.html
FON2201 をリピータにしてみました
http://near-unix.blogspot.jp/2016/02/fon2201.html
BL-MP01 は、意外と設定項目がしっかりとしていることもあり、私のようなマニアックな人にとっては使いやすい製品のように感じました。ここまで完成度が高いと OpenWrt や DD-wrt などのファームウェアへ入れ替える必要もありません。
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