今回 WM3B2915ABG を装着したのは ThinkPad X31 です。 |
ThinkPad X31 の Mini PCI ソケットはキーボードの下にあります。そのため、一度キーボードを取り外すこととなります。
すでに ThinkPad X31 には Intel WM3B2200BG 無線 LAN アダプタが装着しておりましたので、これと交換ということとなりました。
ThinkPad X31 へもともと装着していた WM3B2200BG です。 |
私はもう視力が老眼となっているため、無線用のケーブルのスナップコネクタを装着するのがとても苦手です(苦笑)。いつもは、Mini PCI ソケットに無線 LAN アダプタを装着する前に無線用ケーブルを取り付けた後、Mini PCI ソケットへ装着するようにしています。できるだけ側面側からスナップソケットがきっちり勘合するのを確認してソケットを押しこむようにしています。
ThinkPad X31 へ装着した WM3B2915ABG です。 |
WM3B2915ABG を Mini PCI ソケットへ装着した後、キーボードは仮付けの状態のまま、WM3B2915ABG の EEPROM の内容を確認と書き換えを行うこととしました。
まずは現状の様子を確認します。前回 ThinkPad X40 へ装着した WM3B2915ABG と同じように国別の電波環境を示すコードが "5a", "5a", "4a" となっていました。これを "5a", "5a", "45" と書き換えます。方法は前回の ThinkPad X40 のときと全く一緒なので、そちらの記事を参照してください。
Intel WM3B2915ABG 無線 LAN アダプタが 5GHz 帯で動作しました
http://near-unix.blogspot.jp/2015/03/intel-wm3b2915abg-lan-5ghz.html
背景を黄色く示している部分が国別の電波環境を示すコードです。 |
無事 WM3B2915ABG の EEPROM を書き換えたところで、本来のシステムの Debian Wheezy で再起動させて、5GHz 帯の IEEE 802.11 a モードで動作することを確認しました。
そして今回は WM3B2915ABG の通信転送速度も計測してみました。 比較用に Linksys WPC54GS も一緒に計測しました。
計測方法はいつもと同様で、およそ 100MB の単一ファイルを5回ダウンロードして、その平均値を求めるものです。親機として Tomato ファームウェアを搭載した Linksys WRT320N を使用しています。5GHz 帯と 2.4GHz 帯は同時に電波を発射出来ない機種のため、途中でモード切替を行なっています。
★ 通信転送速度の計測結果 ★
WM3B2915ABG (11a) : 2,595KB/s ( 20,761Kbps )
WM3B2915ABG (11g) : 2,763KB/s ( 22,107Kbps )
WPC54GS (11g) : 2,722KB/s ( 21,777Kbps )
測定結果を観察すると、WM3B2915ABG の IEEE 802.11 a モードが若干遅い結果とはなりましたが、ほぼ横並びの結果だと思います。
今回の ThinkPad X31 へ 5GHz 帯の IEEE 802.11 a モードの無線LANアダプタが装着されたことによって、我が家の無線LAN環境が一歩々々と 5GHz 対応になっています!
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