2015年3月6日金曜日

Buffalo WLP-UC-AG300 を入手しました

バッファロー社の USB 無線 LAN アダプタ WLP-UC-AG300 をインターネット・オークションにて入手しました。IEEE 802.11 a/b/g/n 対応のものです。

今回入手した Buffalo WLP-UC-AG300 です。

最近は、無線 LAN ルータも 5GHz 帯の IEEE 802.11 a モードで動作するものを順次入手しており、この一環として無線 LAN アダプタも 5GHz 帯の IEEE 802.11 a モードで動作するものを入手しています。

さて今回入手した WLP-UC-AG300 は、型番が一般的な WLI ではなく WLP であるところが特徴のようで、一般販売でない商品のようです。写真のようにパッケージも白箱に型番シールが貼られているだけのさっぱりしたもので、「ビジネス向け USB2.0 用 無線子機」と記述されていました。

WLP-UC-AG300 のパッケージ類の様子です。

早速 Debian Wheezy が稼働しているマシンへ装着してみました。無線LANアダプタとして認識しませんでした(涙)。

インターネット上を検索してみると、どうも rt2800usb ドライバで動作するもののようです。どうもドライバ・モジュールに WLP-UC-AG300 のベンダー ID "0411:0150" が登録されていないために認識されないようです。以下のブログを参考にして WLP-UC-AG54 の ID を追加して、動作させることに成功しました。
(参考ブログ)
Debian-WheezyでUSB 無線LANアダプタを使うーその2
http://linuxandxx.blog.fc2.com/blog-entry-45.html

1. /etc/modules へドライバ登録

/etc/modules へ rt2800usb ドライバを登録して、起動時に WLP-UC-AG300 の有無に関係なくカーネルへロードさせるようにします。
loop ----- 標準で登録されているものです。
# /etc/modprobe.d/WLP-UC-AG300.conf
rt2800usb ----- 新規に登録するドライバです。


2. /etc/modprobe.d/ へドライバ設定の追加

以下の内容を /etc/modprobe.d/WLP-UC-AG300.conf (新規)へ記述します。このブログでは、複数行で表示されていますが、一行で記述します。
install rt2800usb /sbin/modprobe --ignore-install rt2800usb; /bin/echo "0411 0150" > /sys/bus/usb/drivers/rt2800usb/new_id

補足事項ですが、上記の /sys/bus/usb/drivers/rt2800usb/ というディレクトリは、rt2800usb がロードされたときに自動的に作られる一時ディレクトリです。

3. 再起動と動作確認

マシンを再起動させて動作確認をしてみます。問題なければ成功です。

動作中は青い LED が点滅します。本体の側面にいくつも空気抜けの穴(スリット)が設けられていますが、本体が結構温かくなることから、放熱対策のようです。

WLP-UC-AG300 の動作中の LED ランプの点灯の様子です。


Linksys WRT320N と通信を行なってみたところ、2.4GHz 帯の IEEE 802.11 g で通信できた他、5GHz 帯の IEEE 802.11 a でも動作の確認ができました。さらに 5GHz 帯の IEEE 802.11 n でも動作しました。結構よいものを入手できたようです(ニンマリ!)。

Linksys WRT320N との間で IEEE 802.11 n でも通信ができました。

なお Ralink 用のドライバを使用しているときによく見られることですが、本機(WLP-UC-AG300)を取り外すとシステムがフリーズしてしまいます。取り外すときには、一度電源を切って取り外すようにしましょう。

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