GとHのキートップの光の反射がことなることで、 キートップの傾き(浮き)も目視できます。 |
ただ今回取り上げる違和感とは、見た目にも違和感を感じるものです。光の加減でキーボードのキートップが反射することがありますが、明らかに G と H のキーは光の反射する傾きが異なっているのです。キートップの上部が浮いている状態なのです。
GとHのキートップの頭部が浮いているのが見えますか。 |
なぜ?
今までにもキーボードのキートップが他のキートップと同じように揃っていないことがありました。多くの場合は、パンタグラフの爪がキートップの裏側の受け口に上手く掛からないことが原因でした。今回もそれが原因だと思っていました。
キートップの脇からそーっとキートップを捲り上げてみましたが、パンタグラフの爪はしっかり掛かっているようでした。
もしかしてパンタグラフの部品に異常な力が加わっていて、変形をしてしまった可能性もあります。
しかし周囲の F や J のキートップのパンタグラフの様子を観察してみると原因が判明しました。パンタグラフの取り付け構造が上下逆だったのです。設計時から意図的に変更されているようでした。なお F1 キーなどの小さなキーはパンタグラフが左右方向に向いて設置される構造になっているようで、全部のキーが同一方向に向いているわけではないようです。
しかしどうしてこの G と H のキーの部分だけ逆方向のパンタグラフにしたのでしょうか?気になるところです。やはりトラックポイントと何らかの干渉を避けてのことでしょうか?もしそうであれば、他のアルファベットのキーも同様に上下反対に向ければキートップの傾きもなくなったのではないかとも考えられます。気になるところですが、本機の特徴として愛すべき点としておきましょう(笑)。
なおもう一台の ThinkPad G41 (2881-R21) のキーボードも同様でした。なおどちらもキーボードの部品番号は、「PARTS NO.91P8135, FRU NO.91P8134」でした。
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