今回入手した ThinkPad 310E (2600-F0J) です。 |
起動の確認までは出品者の方で行われているジャンク品ということで落札しました。また外観も大きな破損箇所も無さそうだったことも落札するときのチェック項目でした。届いた ThinkPad 310E の電源を投入すると BIOS 用の CMOS 電池の消耗を警告する表示があらわれました。そのまま継続させると、懐かしい Windows ME が起動しました。どうも基本的な動作に問題はないようです。ただ IBM 設計ではないとされる ThinkPad 310E は、構造が一般的な ThinkPad と異なっているために、CMOS 用電池の場所や筐体の分解方法が解りません。久々にマニュアルをダウンロードして確認をしながらの作業となりそうです。
IBM の設計でないことによって、キーボードが ThinkPad の特有の7段キーボードではなく、一般的な6段キーボードとなっています。充電バッテリーは本機には付属していませんでしたが、本体内部へ差し込むタイプ構造となっているようです。この充電バッテリーも ThinkPad 特有の本体の構造の一部となっている形式と異なっています。
ライコスシステムで企画・設計された ThinkPad 235 でさえも7段キーボードになっているのに6段キーボードで妥協してしまったのか経緯が知りたいところです。他社製品に単純に IBM ThinkPad のロゴマークを貼りつけただけのような製品もコレクションとしては面白いところでもあります。
ThinkPad 310E は、プロセッサがソケットによって取り付けられているそうです。そのためプロセッサの交換が容易なため、一部のマニアではプロセッサの交換が行われていたようです。しかし本機のプロセッサはオリジナルのもののようです。
先日入手していた二台の ThinkPad A30 も、その後、何もしないまま時間だけが経過してしまっています。この ThinkPad 310E の表面の掃除をしたあと、しばらく放置の運命となりそうです。
側面のバッテリーパックの蓋を開いたところです。 |
背面の各種端子の様子です。 フロッピードライブの端子が追加で付けられた感じに見えます。 |
6段キーボードのため PgUP,PgDn キーがカーソルキーの脇に移動しています。 |
なんと NumLock が左下に配置されています。 |
何故かスペースキーが英語キーボードを思わせる長さとなっています。 参考に ThinkPad 560 のキーボードと比較しています。 |
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