2010年11月23日火曜日
SONNET ARIA EXTREME N PCI を入手しました。
今まで 54Mbps の 802.11g の無線LAN環境でネット接続を行っていましたが、ようやく世間並に 300Mbps の 802.11n の無線LAN環境へ移行できそうです。
第一弾としてヤフオクで目に止まった SONNET ARIA EXTREME N PCI を入手しました。
開封のみで未使用品というものでした。とても綺麗な状態で手元に届きました。古い中古品ばかりを手にしていたので掃除をすることもなく使用できるのはとても気持ちのよいものです。
梱包箱の中にはまだ残存している保証期間を示す保証書 兼 領収書が同封されていました。最近購入したことがわかりました。それも購入価格がおよそ1万円となっていました。安く落札してしまって出品者の人に申し訳ないほどです。
そして説明書などをみるとどうもこの製品は mac 向けに作られたもののようです。
とりあえず使用されている IC チップの型番の RT2860 を手がかりにして Debian Lenny の対応状況を確認してみました。すると backports でカーネルのアップデートが必要のようです。いろいろ実験中の NetVista A40 で試してみようかと思いましたが、まだまだ Linksys WUSB54G で現在の環境のまま確認作業がしたかったので NetVista A40 で動作確認をするのとを取りやめ、ubuntu 10.10 がインストールされている NetVista M41 Slim で確認してみることとしました。こちらには新しい Linux カーネルが採用されていることもあり、手間が少ないと思ったからです。
早速 NetVista M41 Slim の天板を開けて PCI スロットへ SONNET ARIA EXTREME N PCI を取り付けてみました。
三本アンテナが私にとっては初めてのことなのでとても斬新に見えました。三本の角でトライコーンといったところでしょうか。
蓋を開けたまま電源を入れて動作確認です。
なんとファームウェアのインストール作業もなく普通に接続を開始してしまいました。lsmod で読み込まれたモジュールを確認すると rt2860sta や rt2800pci などでした。
まだ 300Mbps の 802.11n に対応した無線LANアクセスポイントがないため、54Mbps の Linksys WRT54G と接続してみました。
いつもの 100MB のバイナリデータの転送実験を行ってみました。これがなかなかの好成果を上げました。
概ね 2,500KB/s の転送速度で PCI 接続の無線LANアダプタの Linksys WMP54GS やBuffalo WLI2-PCI-G54 よりも高い数値となりました。さらに転送途中の様子も一定の速さでデータが常に流れている感じでパケットモニタに表示される波形に櫛状の切れ目などが見当たらないのです。単純に速いだけでなく、途中の転送状況も良好のようでした。これであれば 300Mbps 転送のときも期待が持てそうです。
取り急ぎ動作確認と性能確認(54Mbpsまでですが)を行ってみました。
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