ビデオ編集ソフトの kino のキャプチャ機能でビデオカメラから動画を取り込もうとしていましたが、どうしてもキャプチャ機能が正常に動作しない状況です。具体的には、最初の一回目の再生は動画も音声も綺麗に取りこめるのですが、一度でもストップをした後、再度再生スタートするともう音声がブツ切れの状況になってしまうのです。
そこで dvgrab というキャプチャソフトを使ってビデオカメラの動画を取り込んでみました。こっちは音声がブツ切れになることもなくスムーズに取り込むことができました。やはり問題は kino にあったようです。
取り合えずこの dvgrab のインストールなどの様子です。
debian-lenny なので、私がいつも使っている aptitude でインストールをしました。
# aptitude install dvgrab
取り合えず一般ユーザーでコマンドを入力して動作を試みましたが、ビデオカメラが見つからないというメッセージを吐いて止まってしまいました。
$ dvgrab capture
rom1394_0 warning: read failed: 0x0000fffff0000418
rom1394_0 warning: read failed: 0x0000fffff000041c
rom1394_0 warning: read failed: 0x0000fffff0000420
rom1394_0 warning: read failed: 0x0000fffff0000424
Error: no camera exists
こんな時には、意外とスーパーユーザーだとうまく行く場合があるので試してみました。するとすんなりと動作しました。
# dvgrab capture
Found AV/C device with GUID 0x000085000014acb4
Capture Started
^C"capture003.dv": 553.78 MiB 4839 frames timecode 00:45:11.17 date 2009.10.16 19:19:45
Capture Stopped
これでコマンドを実行しているカレント・ディレクトリにcapture001.dvという動画を取り込んだファイルが出来ます。続けて同じコマンドを実行するとcapture002.dvと末尾の数字が一つずつ大きくなるファイル名で保存されます。
後は kino でこの動画ファイルを開いて編集すれば大丈夫でした。ただキャプチャした動画ファイルの所有者がrootになっているので、キャプチャが終了したらユーザーの変更を行っておくと後が楽になります。
# chown user:user *.dv ---- userの部分は実際のユーザー名ですよ!
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