2016年4月5日火曜日

とある SATA-HDD to IDE 変換アダプタ

ノーブランドの SATA ディスクから 40 ピン IDE コネクタへ変換するアダプタを購入しました。

変換アダプタの IDE コネクタ側の様子です。
SATA-HDD を IDE へ変換するコネクタとなります。
変換アダプタの SATA コネクタ側の様子です。
こちら側に SATA-HDD を接続します。

経緯

玄箱用に IDE ハードディスクをインターネット・オークションにて物色していましたが、なかなか状態の良さそうなものを見つけるのが難しく、SATA ハードディスクで代用しようと考えて入手しました。玄人志向から玄箱専用の変換アダプタもかつて販売されていましたが、現在は中古市場での入手となり、意外と高価な取引となっていることから入手を躊躇っていました。汎用の安価な変換アダプタが利用できれば、これに越したことはないこと考えて入手したものです。なお、この手の変換アダプタは多数存在していますが、もっとも小型だと思われるものを入手してきました。

変換アダプタを SATA ハードディスクへ取り付けたところです。

取り付け

ハードディスクの端面から変換アダプタの IDE コネクタの先端までが 15 ミリとなっていました。これであれば期待できそうです。


早速、玄箱の筐体を開いて、変換アダプタの様子を観察してみました。

残念ながら、筐体の内側に収まらない大きさでした(涙)。IDE コネクタの先端部分が筐体の外面に達していました。玄箱の筐体の一部を切り取って変換アダプタを取り付けるなどの工夫が必要のようです。

変換アダプタを玄箱の筐体へ装着したときの様子を観察してみました。

3.5 インチのハードディスクでは、玄箱の筐体へ収めることができませんでしたが、2.5 インチのハードディスクであれば、余裕で収納できそうです。玄箱の活用の用途として、ハードディスクの容量を求めないもの(以前の監視カメラセットなど)であれば、活用できるようです。

2.5 インチ・ハードディスクへ変換アダプタを装着したところです。

この変換アダプタで 3.5 インチの SATA ハードディスクを玄箱へ取り付けるのは、難しいようです。

2016年4月4日月曜日

玄人志向 玄箱 Debian Jessie 3.16.7-ckt25 へアップデート

玄箱の 初代 と HG 用の Debian Jessie のカーネルをアップデート・ビルドしました。カーネルバージョンは 3.16.7-ckt25 となりました。これで玄箱も Debian Jessie 8.4 に正式にアップグレードできます。なお無線 LAN 対応のカーネルもアップデート・ビルドしました。

アップデート方法

新規インストールする場合には、次の記事をご覧ください。

玄人志向 玄箱用 Debian Jessie 通常版(カーネル3.16 版)
http://near-unix.blogspot.jp/2016/01/debian-jessie-316.html

ダウンロード

ここでは通常版のカーネルのアップデート方法について記述します。無線 LAN 対応版のものは、ファイル名の途中に "-wifi-" の文字があるファイルをダウンロードして、通常版と同じ手順でインストールすることとなります。

下記の玄箱用ファームウェア置き場から通常版の二つのファイルをダウンロードしてください。なお "OLD" のホルダには以前の古いファームウェアを保管しています。新しいファームウェアに何か障害があった場合に備えて残しています。

玄箱 Debian Jeesie のダウンロードサイト - グーグルドライブ
https://drive.google.com/folderview?id=0B5QdaY5lu2e3VlNQejlFYVBDS2c&usp=sharing
  • kuro-kern.tgz(通常版)
  • kuro-lib.tgz(通常版)
  • kuro-wifi-kern.tgz(wifi 対応版)
  • kuro-wifi-lib.tgz(wifi 対応版)

アップデート作業

アップデートの概要としては、Debian Jessie 3.16 で動作している玄箱へ、ダウンロードした二種類のファイルを FTP で転送した後、展開してインストールします。なおシリアルコンソールでアップデートを行うのが安全ですが、telnet 接続によって作業を行うこともできます。

まず最初に作業パソコンから FTP でファームウェアを転送します。
 -- 作業パソコン --
# ftp [玄箱の IP アドレス]
    user:root, password:kuro
ftp> cd /jessie
ftp> put kuro-kern.tgz
ftp> put kuro-lib.tgz
ftp> quit

転送されたシステムファイルを解凍して、インストールします。
  -- 玄箱 --
# cd /jessie
# tar zxvf kuro-kern.tgz -C /
# tar zxvf kuro-lib.tgz -C /

一度、再起動させた後、古いモジュールを削除して、新しいモジュールの依存関係を整理してください。
  -- 玄箱 --(古いモジュールの削除)
# cd /lib/modules/
# ls
3.16.7-ckt20_Livingston  3.16.7-ckt25_Livingston
# rm -R 3.16.7-ckt20_Livingston/

(モジュールの依存関係の整理)
# depmod -a

以上でアップデートは終了です。念の為、カーネルバージョンを確認しておくことをお奨めします。
  -- 玄箱 --
# uname -a
Linux kurobox-hg 3.16.7-ckt25_Livingston #1 Mon Apr 4 01:54:10 JST 2016 ppc GNU/Linux

[ 追加 ]

ルートファイルシステム(kuro-samba-rootfs.tgz)も Debian Jessie 8.4 の状態にアップデートしておきました。ルートファイルシステムは、新規インストールの時にだけ使用してください。通常は、apt-get でシステムを更新してください。ルートファイルシステムを上書きインストールすると、設定が初期化されてしまいます。注意してください。

FreeBSD PHP 5.6.20 へアップグレード

FreeBSD の ports へ PHP のアップグレード(5.6.19 から 5.6.20 へ)が到着しました。

portmaster で更新をしておきました。

PHP56-5.6.20 のビルドオプション


2016年4月3日日曜日

玄人志向 玄箱を監視カメラへ

玄箱(初代)化したバッファロー HD-HLAN に wifi 対応版の Debian Jessie をインストールして、無線 LAN 接続の監視カメラのセットを作りました。

写真を見てのとおりです。なんの工夫もありません(笑)。単純に USB ポートへ無線 LAN アダプタとウェブカメラを取り付けただけです。


無線 LAN アダプタは WLI-UC-GNHP で、ウェブカメラは遠隔制御を考えて Logicool QuickCam Orbit AF/Sphere AF を選びました。

無線 LAN アダプタの WLI-UC-GNHP は、いわゆるハイパワータイプのもので、屋内にある無線 LAN アクセスポイントとの通信が確実にできるように工夫しました。また HD-HLAN のハードディスクは CF 化しているため、電力消費量の低下と筐体内の温度上昇をさせないように配慮しました。

さらに HD-HLAN には、motion と mjpg-streamer をインストールして、動画の配信ができるようにしました。

監視カメラセットの設置

机の上でしっかりと動作検証を終えたところで、自宅玄関の雨よけ部分に設置してみました。雨風を避けるように天井に近いところへ突っ張り棚を取り付けて、その上に HD-HLAN やウェブカメラを設置しました。ちなみに突っ張り棚は、手前側を1センチほど高くして、取り付けました。軽い地震の揺れなどで、手前側へ滑って落ちてこないようにするためです。

玄関先に取り付けた HD-HLAN による監視カメラセットです。
ウェブカメラをほぼ真下に向けなければならず、首振りタイプのウェブカメラの設置は諦めました。

手の届かない場所へ設置するため、カメラ部分が首振りをする QuickCam Orbit AF/Sphere AFが最適だと思っていました。しかし、残念ながら十分に下向きにすることが出来ないことが判明しました。そこで急遽 QuickCam Communicate Deluxe (V-UBE43) でを代役として取り付けました。基本的に固定したままでも十分な場所なので、この状態でしばらく様子を見てみたいと思っています。


Debian Jessie と Wheezy でシステムアップグレード

Debian Jessie と Wheezy において、システムアップグレードがありました。

これによりシステム・バージョンは次のように上がりました。
Debian Wheezy 7.9 --> 7.10
Debian Jessie   8.3 --> 8.4

弊ブログにて公開している無線LANアダプタのドライバ・モジュールを使用している読者さんは、モジュールの再インストールが必要です。一緒に公開しているドライバ・モジュールのアップデート・スクリプトの modules-update.sh を使って更新してください。
# cd (ドライバ・モジュールを展開したディレクトリ)
# ./modules-update.sh

Debian 用ドライバ保管庫
http://near-unix.blogspot.jp/p/debian.html
「カーネル・アップデート時の注意」をご覧ください。

Debian Jessie のシステムアップグレード通知

2016年4月2日土曜日

NEC PA-WL54GC を入手

NEC の無線 LAN アダプタの PA-WL54GC をインターネット・オークションにて入手しました。

今回入手した NEC PA-WL54GC です。

概要

バスカード方式の一般的な無線 LAN カードとなります。2.4GHz 帯の IEEE 802.11b/g に対応しています。内部チップはちょっと珍しい Atheros AR2417 (AR5007G) という情報を lspci コマンドで読み取ることができました。もしかして AR2417 チップを搭載した製品に手を触れるのは、これが初めてかもしれません。

動作確認

Debian Jessie が稼働しているマシンの PC カード・スロットへ装着すると ath5k ドライバが自動的に読み込まれて動作を開始しました。無線 LAN 通信は問題なく動作しました。

しかし、搭載されている AR2417 チップによる影響なのか? LED ランプが点灯しませんでした。ath5k ドライバで動作する無線 LAN アダプタは、二個ある LED ランプが通信を開始すると同時に通信状況に合わせて点滅を繰り返すものなのですが、全然点灯してくれませんでした。念の為 Debian Wheezy と Puppy Linux 5.7.1 JP の ath5k ドライバでも試してみましたが LED ランプは点灯しませんでした。気にしなければ、なんの問題もないのですが、やはり通信合わせてピコピコと点灯するのを眺めながらパソコン作業をすることもおおく、ちょっとした息抜き?のようなものが奪われた感じがします(笑)。

ath5k ドライバでは LED ランプは点滅してくれませんでした。


2016年4月1日金曜日

玄人志向 玄箱用 Debian Jessie wifi 対応版

wifi 対応した玄箱用 Debian Jessie 3.16.7-ckt20 の カーネルをビルドしました。

wifi 対応のカーネルで動作検証をした USB 無線 LAN アダプタです。

経緯

NAS(ネットワークディスク)として使用する場合、内蔵のイーサネット・ポートだけでネットワーク環境は十分な状況でした。しかし玄箱を NAS 以外に応用したい場合において、wifi 環境が必要な状況を考えて、今回 wifi 関連のモジュール類をビルドしました。

なおビルドにあたって、弊ブログにて x86 用にデバイス ID を追加したドライバ・モジュールについては、同様のパッチを適用しています。
以下の USB 型無線 LAN アダプタで動作検証を行いました。

・アイ・オー・データ WN-G54/BB (prism54, 11g)
・ロジテック LAN-GMW/PSP (LAN-W150N/U2) (rt2800usb)
・バッファロー WLP-UC-AG300 (rt2800usb, 11a+11g)
・プラネックス GW-US300MiniS (rt2800usb, 11g)
・アイ・オー・データ WN-WAG/USL (zd1211rw, 11g)
・アイ・オー・データ WN-G54/USL (zd1211rw, 11g)
・バッファロー WLI-UC-AG (zd1211rw, 11g)
・バッファロー WLI-U2-KG54L (zd1211rw, 11g)
・バッファロー WLI-U2-KAMG54 (ar5523, 11a+11g)
・TP-LINK TL-WN321G (rt73usb, 11g)

ダウンロード

以下のダウンロード・サイトからダウンロードしてください。 名称の中に "wifi" の文字があるものが当該ファイルです。
玄箱 Debian Jeesie のダウンロードサイト - グーグルドライブ
https://drive.google.com/folderview?id=0B5QdaY5lu2e3VlNQejlFYVBDS2c&usp=sharing
  • kuro-wifi-kern.tgz(およそ 3MB)
  • kuro-wifi-lib.tgz(およそ 3MB)

新規インストール

新規インストールを行う場合には、下記の記事を参考にしてインストールしてください。
玄人志向 玄箱用 Debian Jessie 通常版(カーネル3.16 版)
http://near-unix.blogspot.jp/2016/01/debian-jessie-316.html

その新規インストール時には、二種類のファイル名を次のように読み替えてください。
kuro-kern.tgz --> kuro-wifi-kern.tgz
kuro-lib.tgz --> kuro-wifi-lib.tgz

アップデート作業

(注意事項) NAS として使用する場合には、基本的に wifi 対応版は必要ありません。 wifi 対応版は無用にメモリを消費して、玄箱の動作を遅くする原因にもなります。wifi 対応版をインストールしないでください。

通常版から wifi 対応版へ切り替える場合には、次のように作業をしてください。

アップデートの概要としては、Debian Jessie 3.16 で動作している玄箱へ、ダウンロードした二種類のファイルを FTP で転送した後、展開してインストールします。なおシリアルコンソールでアップデートを行うのが安全ですが、telnet 接続によって作業を行うこともできます。

まず最初に作業パソコンから FTP でファームウェアを転送します。
 -- 作業パソコン --
# ftp [玄箱の IP アドレス]
    user:root, password:kuro
ftp> cd /jessie
ftp> put kuro-wifi-kern.tgz
ftp> put kuro-wifi-lib.tgz
ftp> quit

転送されたシステムファイルを解凍して、インストールします。
  -- 玄箱 --
# cd /jessie
# tar zxvf kuro-wifi-kern.tgz -C /
# tar zxvf kuro-wifi-lib.tgz -C /

一度、再起動させた後、不要なモジュール(3.16.7-ckt20_Livingston)を削除して、モジュールの依存関係の整理を行ってください。
  -- 玄箱 --
# rm -R /lib/modules/3.16.7-ckt20_Livingston/

# ls /lib/modules/
3.16.7-ckt20_wifi_Livingston (wifi モジュールのディレクトリが存在することを確認)

# depmod -a

以上で Debian Jessie wifi 対応版のシステムのインストールは終了です。

wifi 設定

WPA2 による暗号化を前提として記述しています。wpa-supplicant をインストールして各種の設定を行いました。
# apt-get update
# apt-get install wpasupplicant

wpa_supplicant の設定
# vi /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf

 -- wpa_supplicant.conf の記述内容 --
network={
        proto=WPA2
        key_mgmt=WPA-PSK
        pairwise=CCMP
        group=CCMP
        ssid=" ssid "
        psk=" password "
}

wpa_supplicant の設定ファイルの権限変更
# chmod 600 /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf

国別設定(Country Region)
12ch, 13ch を使用する場合、国別設定が必要です。新規に cfg80211.conf ファイルを作成して、以下のようにオプションを設定してください。
# vi /etc/modprobe.d/cfg80211.conf

 -- cfg80211.conf の記述内容 --
options cfg80211 ieee80211_regdom=JP

USB 型無線 LAN アダプタのファームウェア
USB 型無線 LAN アダプタの内部で使用するファームウェアのインストールが必要な場合があります。使用する USB 型無線 LAN アダプタに対応したファームウェアをインストールしてください。以下は代表的なものです。
# apt-get install firmware-zd1211
# apt-get install firmware-ralink
# apt-get install firmware-atheros

ネットワーク設定

ネットワークの設定ファイルを編集します。
今まで設定してあった部分へ "#" を付加して、コメント化(赤文字部分)します。そして、新しく必要な設定(青文字部分)を記述します。
# vi /etc/network/interfaces

 -- ネットワーク設定ファイルの内容 --
# interfaces(5) file used by ifup(8) and ifdown(8)
# Include files from /etc/network/interfaces.d:

#auto eth0 lo
#iface lo inet loopback
#allow-hotplug eth0
#iface eth0 inet dhcp

auto lo
allow-hotplug eth0 wlan0
iface lo inet loopback
iface eth0 inet dhcp
iface wlan0 inet dhcp
wpa-conf    /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf

source-directory /etc/network/interfaces.d

USB 型無線 LAN アダプタの接続上の注意

複数の USB 型無線 LAN アダプタを玄箱へ接続するとデバイス名称が wlan0, wlan1, wlan2,・・・と、識別子の数字が増えてゆきます。システム上で MAC アドレスと "wlan*" の対応表を作ってしまいます。上記のネットワーク設定ファイル( /etc/network/interfaces)の中の "wlan0" の部分を書き換えれば、ネットワークへの接続が可能となります。

しかし、多数の USB 型無線 LAN アダプタを接続した場合には、どのデバイス名か?判らなくなってしまいます。そこで常に "wlan0" を使用することを前提として、次の udev の設定ファイルの対応表を削除してしまう方法が簡単と思います。私はこの方法を選択しています。

# USB device 0x:0x から始まる部分が USB 型無線 LAN アダプタの設定になります。この部分の行を削除します。なお複数ある場合は全て削除します。これで常に新しく装着した USB 型無線 LAN アダプタは "wlan0" となります。基本的に USB 型無線 LAN アダプタを一度決めたら交換しないことが大切だと思います。
# vi /etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules

 -- 70-persistent-net.rules の内容 --
# This file was automatically generated by the /lib/udev/write_net_rules
# program, run by the persistent-net-generator.rules rules file.
#
# You can modify it, as long as you keep each rule on a single
# line, and change only the value of the NAME= key.

# PCI device 0x10ec:0x8169 (r8169)
SUBSYSTEM=="net", ACTION=="add", DRIVERS=="?*", ATTR{address}=="00:0d:0b:**:**:**", ATTR{dev_id}=="0x0", ATTR{type}=="1", KERNEL=="eth*", NAME="eth0"

# USB device 0x:0x (rt2800usb)
SUBSYSTEM=="net", ACTION=="add", DRIVERS=="?*", ATTR{address}=="00:a0:b0:**:**:**", ATTR{dev_id}=="0x0", ATTR{type}=="1", KERNEL=="wlan*", NAME="wlan0"