さて今日はたまたま発見したことですが、このバッファローの WLI-CB-G54 には内蔵されたチップセットに違いのある製品があることが判明しました。チップセットの違いとは言ってもリビジョン違い程度のものですが、Linux ドライバとしては違うドライバを必要とするものです。ロングセラー商品では内部の改良などはよくあることで、その一環とも思われます。具体的には次のとおりです。
- Broadcom Corporation BCM4306 802.11b/g Wireless LAN Controller (rev 02)
- Broadcom Corporation BCM4306 802.11b/g Wireless LAN Controller (rev 03)
上記の rev 02 の製品は、旧メルコの社名で販売されていたものです。カード本体の表面には「Wi-Fi 認証テスト用基準製品」の表記がないものです。
そして rev 03 の製品は、現バッファローの社名で販売されていたもので、「Wi-Fi 認証テスト用基準製品」の表記があるものです。
左が rev 03 の製品で、右が rev 02 の製品です。 |
左が rev 03 の製品で、右が rev 02 の製品です。 |
ただ Linux のドライバとしては、rev 02 はfirmware-b43legacy-installerでインストールしたものが必要で、そして rev 03 は firmware-b43-installer でインストールしたものが必要です。
ただこの二つのドライバが一つのマシンの中に存在していると互いに干渉し合うようで、カードの不認識やカードの脱着でシステム停止を引き起こしてしまうことがあります。そのためどちらか一方のドライバだけをインストールする必要があります。このことから両方のリビジョンの製品を所有していると、どちらの製品を使うかマシンごとに決めてドライバをインストールする必要があります。
私の場合には、たまたまこの rev 02 の製品のものが一個だけだったので、単純にコレクション品として保管することとしました。
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