ThinkPad 535X にインストールした Debian Sarge の madwifi を使って WPA2 通信が出来ました。
前回までに backports の madwifi や wpa_supplicant をインストールして設定を行っていたところまで報告していましたが、その後 WPA-PSK(AES) でも通信が出来るようになりました。
これが通信を開始する時の様子の動画です。キーの叩く音が聞こえると思いますが、このときwpa_supplicant を起動させて通信を開始させています。madwifi のドライバーだから windows のドライバーと同様に2個の LED で通信状況を表示してくれます。これに比べるとどうして ath5k は LED 表示が上手くできないのでしょうか?気になります。
※ 使用している無線LANカードは PLANEX GW-NS54CW です。
さて問題点は、何とThinkPad 535X でも Debian Sarge の madwifi や wpa_supplicant ではありませんでした。使用していたアクセスポイントに問題があったようです。
ずっと NETGEAR WG302 を使用してきました。これを予備で持っていた NETGEAR WGR614C へ変更したところ、すんなりと通信が出来てしまいました。以前の hostap_cs の時のように Encryption Key:off ということもなく、秘匿通信もちゃんと行われていました。
hostap_cs のときに WPA2 にも係わらず、秘匿通信が行われていなかったり、今回の WPA-PSK のハンドシェイクが上手く行かなかったりと、どうもNETGEAR WG302 のファームウェアには問題が内在しているようです。
この他、ブラウザから無線LANのアクセス状況を確認するために何度かリロードを繰り返していると WG302 の httpd が落ちてしまうようで、アクセスのページを更新しなくなる現象もあります。もちろんリロードと言ってもF5アタックのようなものではなく、ThinkPad 535X の設定を見直しては、その都度様子を見る(確認する)程度のものですから、F5の間隔は数十秒以上開いていて、それも頻繁ではありません。
こんなことから WG302 の引退の時期が来た感じとなっています。
これが問題の NETGEAR WG302 です。窓の上の鴨居の部分に棚を設けているのですが、ここに逆さまに取り付けてあります。写真が上下逆のように見えますが、これで正解です。
そしてピンチヒッターとなった NETGEAR WGR614C です。以前ヤフオクで未使用品というものを格安で落札したまま放置していたものでした。今回急遽ルーターとしてではなく、単純なアクセスポイントとして設定をして使用しています。設定内容などはさすがに WG302 に劣りますが、普通の家庭用としては十分に使える内容と性能の製品のようです。
今回の教訓!
何事も複数の環境で確認してみる必要があるようです。また人生の勉強になりました。
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