久しぶりにtm-serverのアップデートのご注文をいただきました。個人事業主さんのところでしっかり働いているマシンですが、セキュリティーアップデートなどいろいろ行っていないと問題があるため、ときどき営業のメールをお送りするのですが、この不景気なご時世なのでなかなかご注文がありません。ようやく年末年始の売上金の回収が出来て余裕が出来たということでご注文をいただきました。
通常のカーネルアップグレードの他、インストール済みのアプリケーションをportupgradeで順次アップデートするだけで終了するはずだったのですが、意外なところでつまずいてしまいました。他の人のお役に立てばと思ってどのように対策をしたのかも紹介します。
perl5.8(5.8.9_1) から perl5.10(5.10.1) へのアップグレードで転んでしまいました。
/usr/ports/UPDATEの中にアップグレードの方法が記載されているのですが、ビルドを開始するとすぐにエラーとなって終了する状態となっていました。
こんなときにはすっきりとpkg_deleteでperl5.8をアンインストールして新しいperl5.10を新規にインストールする手段を選びました。
# pkg_delete -f perl-5.8.9_1
# portupgrade -N lang/perl5.10
以上で新しいperl5.10.1がインストールされました。
このままではperl-5.8.9_1に関連付けされたportsが途切れたままとなっているので"pkgdb -F"で関連付けを修復しておきました。よくあるいくつもの候補から選ぶのはなく、コマンドを発行したあとは自動で処理をしてくれました。
この後perlに関連したものを再インストールしておきます。が、いろいろと心配なのですべてのインストール済みのportsを再インストールしておきました。tm-serverで215個のportsがありました。
# portupgrade -af
サーバーという性質のものですので、ユーザーのアクセスが少なくなる時間帯を見計らっての作業となるのが辛いところです。
カーネルなどは事前にビルドしておいて深夜12時を回ったところで速攻でインストールとリブートを行い入れ替えました。
上記のportsも順次作業を行いました。
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