ハードディスクの不良は様々な現象として顕れてきますが、テストツールを使って発見した時の様子を紹介します。
これはHGST社の"Drive Fitness Test"を使ってのものです。
試験を開始してしばらくすると試験が終了したらこんな赤い画面が現れます。不良箇所を表示しています。
ここでこの不良箇所だけをとりあえず修復を試みるか?ハードディスク全体をローレベル・フォーマットしてディスクの領域全体の再生を試みるか?を選択するようになります。
不良箇所が出来るということは一つの原因としてディスク表面の磁気パターンが弱くなる?乱れる?のような状態になっていると思われますので、ディスク全体の磁気パターンを描きなおすローレベル・フォーマットを試みました。
運がよければディスク表面の磁気パターンが再生されて再び使用できるようになります。このとき不良箇所もなくなってしまいます。
しかしこのローレベルフォーマットが正しく完了しないと二度と使いものにならなくなってしまいます。このツールがハードディスクのどこかに不良であることを示す情報を書き込みようで、ローレベル・フォーマット自体を拒むようになってしまいます。
このことからローレベル・フォーマットはハードディスクの生き死にを賭けたものだと考えて行ってください。
以上はハードディスクの異常の一例です。全てのハードディスクがこのようになるか解りません。
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