さて今回は、先日 OpenWrt をインストールした FON2202 へ SAMBA をインストールして、USB ポートへ接続した USB メモリをネットディスクとして公開できるようにしてみました。
USB ポートを認識させて SAMBA をインストールした FON2202 です。 |
インストール手順
今回は、openwrt.org 問題と相まって、ほとほとドツボに嵌ってしまいました(笑)。作業手順としては、FON2303D と基本的に一緒です。ただし USB 回路部分のドライバについてはちょっと工夫が必要でした。USB チップに PCI 接続の μPD72010 を使用していることもあって、通常のカーネルドライバ( kmod-usb-ohci, kmod-usb2 )の他に PCI ブリッジ用のカーネルドライバ( kmod-usb-ohci-pci, kmod-usb2-pci )も必要でした。
FON2303D へ SAMBA をインストール
http://near-unix.blogspot.jp/2015/11/fon2303d-samba.html
FON2202 の USB ポートを認識させて USB メモリを装着したところです。 |
USB カーネルドライバのインストール
まず最初に USB カーネルドライバをインストールします。# opkg update
# opkg install kmod-usb-ohci kmod-usb-ohci-pci
# opkg install kmod-usb2 kmod-usb2-pci
USB ストレージ関係のインストール
USB ストレージ関係のモジュール類をインストールします。FON2303D の記事を参照してブラウザ設定画面(LuCi)から USB メモリのマウントポイントを設定してください。# opkg install kmod-usb-storage block-mount kmod-fs-ext4 kmod-fs-vfat kmod-nls-cp437 kmod-nls-iso8859-1
http://near-unix.blogspot.jp/2015/11/fon2303d-samba.html#usb-settings
SAMBA のインストール
SAMBA をインストールします。FON2303D の記事を参照してブラウザ設定画面(LuCi)から SAMBA の設定をしてください。# opkg install samba36-server luci-app-samba
http://near-unix.blogspot.jp/2015/11/fon2303d-samba.html#samba
以上で FON2202 でも SAMBA を稼働させることができました。
USB の LED ランプ
USB の LED ランプは [Sytem] - [LED Configuration] のところで設定を試みましたが、上手く設定することができませんでした。USB の LED ランプは gpio3 であることが判明しましたが、USB ポートの利用を感知してランプを点灯させるトリガーが見当たりませんでした。ちょっと残念です。FON2202 の USB ランプを強制的に点灯させています。 |
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