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2014年10月5日日曜日

ThinkPad 360CE が無事復活しました

転落させてしまった ThinkPad 360CE ですが、前回の記事で電源が入るようになったことを報告しました。しかし、キーボードに無反応なキーが存在したり、プリンタ・ポートのエラーが出るなど問題点が明確になりました。

復活した ThinkPad 360CE です。

再度 分解を行なって問題点を一つずつ解決することとしました。

キーボードのキーの不具合については、キーボードから伸びる三本のフレキシブル・ケーブルを受けるコネクタやそのプリント印刷基盤を洗浄ならびに再ハンダ付けを行うこととしました。

キーボードからのケーブルを受けるプリント印刷基盤です。
端子の再ハンダ付けと端子の洗浄を行いました。
アルコールを染み込ませた筆をソケットに差し込んで洗浄しました。

この結果、無事にキー入力で問題が発生することはなくなりました。フレキシブル・ケーブルのコネクタは、液晶パネルの破損箇所に違い部分にあったことから、衝撃でハンダ割れなどの何らかの問題が発生していた模様です。

そしてプリンタ・ポートの部分の対策です。システムボードを取り出して、プリンタ・ポート周辺を目視で観察をしてみましたが、問題点を発見することはできませんでした。

プリンタ・ポート周辺の端子を再ハンダ付けしてみました。

そこでプリンタ・ポートのコネクタや拡張バスのコネクタのハンダ付け箇所を一つずつ再ハンダ付けを行いました。とても細かな作業だったため、目や肩や首が疲れてしまいました(笑)。

拡張バスの端子の再ハンダ付けも行なってみました。

これら対策を行ったところで再度 仮組み立てを行なって状況を確認してみました。しかしプリンタ・ポートのエラーは解消することができませんでした。再ハンダ付けは意味がなかったこととなります。しかし精神的には、衝撃が加わっているシステムボードの危険箇所を再ハンダ付けしておいたことは、大きな安心感も得られました。

仮組みの状態で動作試験を行なってみました。
やはりプリンタ・ポートのエラーは解消されません。

使うことがもう無いと思われるプリンタ・ポートのエラーは、このまま放置するすることとしました。

今度は本格的に組み直すこととしました。

組み直した ThinkPad 360CE は、無事起動も出来て、キー入力も問題ありませんでした。

早速 PC-DOS を起動させてみました。ちゃんと動作していました。

PC-DOS を起動させたところです。

そして PCMCIA スロットへ有線 LAN カードを挿入して、ネット通信を行なってみました。とは言っても自宅サーバへログインして、2ch のログを読むことなのですが・・・(笑)。

有線 LAN カードを認識させたところです。
rep2 の 2ch ビューアでログを読んでいるところです。

これでようやく ThinkPad 360CE が復活しました。もううっかり手を滑らせて転落させないように注意したいと思っています。

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