私はハードディスクのチェックなどで FeatureTool や DriveFitnessTest、HDAT2 などをフロッピーディスクの起動で使っていました。
フロッピーディスクからの起動というのも意外と便利なものでしたが、いかんせんフロッピーディスクからの読み出しの遅さから起動が完了するまでの時間にイライラすることもありました。
フロッピーディスクにインストールされているソフトウェアを取り出して、ハードディスクの DOS 上で起動させる方法も考えられますが DOS 環境の違いから上手く動作しないこともあったことから、ずっとフロッピーディスクからの起動で使用していました。
ここで memdisk の登場です。フロッピーディスクのイメージや CD,DVD の iso イメージをロードして、起動させることが出来ることを最近知りました。そこでいつも使うツールが入ったフロッピーディスクのイメージをハードディスク上に保存して GRUB(0.97) から起動させてみました。
いろいろ試行錯誤しながら各種のツールを GRUB から起動させることが出来るようになりました。以下は私の環境で上手く起動させることができた menu.lst の内容です。もし私と同じような悩みを持っている読者さんがいらっしゃいましたら参考にしてみてください。
詳しくは公式ウェブサイトを参考にしてください。
http://www.syslinux.org/wiki/index.php/MEMDISK
menu.lst
title HGST FeatureTool
root (hd0,1)
kernel /memdisk
initrd /ftool_215_install.IMG
title HGST DriveFitnessTest
root (hd0,1)
kernel /memdisk
initrd /dft32_v416_b00_install.IMG
title HDAT2
root (hd0,1)
kernel /memdisk
initrd /HDAT2ALL.IMG
注:この例では /dev/sda2(ext2) へフロッピーディスクイメージを保管しています。
この memdisk のおかげで、フロッピーディスクの差し替えや起動待ちの時間がなくなり、大変便利となりました。
(参考)
HGST のツール類はこちらから。URLが変更となっていることがあります。
http://www.hgst.com/support/index-files/simpletech-legacy-downloads
HDAT2 はこちらから。URLが変更となっていることがあります。
http://www.hdat2.com/
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