昨日到着したハードディスクは日立の2.5インチハードディスクでした。
80GB の IC25N080ATMR04-0 から 120GB の HTS541612J9AT00 へコピーをしました。
単純に複写するだけでなく、Cドライブの容量を 50GB へ、
そしてDドライブを 70GB へ変更も一緒に行うこととなっていました。
いつものように届いたハードディスクのうちコピー先のハードディスクを DriveFitnessTest を行って異常のないことを確認しました。せっかく複写するのですから、ちゃんと動作することを確認しておきました。きっと依頼者にも喜んでもらえることでしょう。
いよいよハードディスクのコピー作業に取りかかりました。
3.5インチ用のIDEフラットケーブルの先端に2.5インチ用のIDEコネクタを取り付けたものを用意して作業をしました。このときセカンダリ・ドライブ側にはセカンダリの設定ピンを取り付けてセカンダリ・ドライブであることを認識させておきました。
まずは単純に dd コマンドでドライブを丸ごとコピーを開始しました。
しかし先頭から 60GB 付近で CRC エラーが発生してコピーが中断してしまいました。
どうもハードディスクの寿命が近づいているようです。依頼者もこの編を気にしての依頼だったようです。
dd コマンドから dd_rescue へ変更して作業を再開しました。
結局215個のブロックでエラーが発生しましたが、dd_rescue で自動修復の機能でコピーを完了しました。さすがは dd_rescue です。頼りになるツールです。
コピーされたハードディスクの後ろ側には空き領域があります。ここの部分を含めて前述の通りのパーティション設定を行いました。
いつものように GParted で内容を確認すると先頭部に WindowsXP のリカバリ領域が存在していました。リカバリ領域はパソコンを初期状態に戻すために絶対に残して置きたい部分なのでそのまま保存したまま作業をすることとしました。
オリジナルのハードディスクの内容です。
新しいハードディスクへ複写した直後の内容です。
GParted でパーティションを変更するのは結構時間がかかりました。全部で3時間ほどでした。今となっては小さな容量のハードディスクですが、パーティションの先頭部分を動かすときにはかなりを時間を使ってしまいます。
依頼者の希望どおりの形でパーティションの割り当てを行うことができました。GPartedの表示は GiB の単位なので依頼者の希望のパーティションの容量に設定するには10進数から GiB 通常へ変換して容量の割り当てをしました。GiB でしか表示してくれない GParted で唯一の疑問点?な部分です。
複写とパーティションの割り当てが終了したところですぐに宅急便で返送して作業がすべて終了しました。ハードディスクを抜いてしまって起動しないパソコンは本当に単なる箱になってしまっているので依頼者の元へはいち早く送り返してあげたかったので今回の仕事もうまくいってよかったです。
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