2011年7月24日日曜日

アナログ・テレビの想い出

とうとうアナログ・テレビ放送が終了してしまいました。

日頃忙しいこともあってか?あっけなく終了した感じでした。

私がまだ20代の若いころ(まだ昭和でした)に勤めていた会社でテレビの設計の仕事をしていました。設計したテレビはもう古いものですので、きっとほとんどが廃棄されてしまったものと思っています。しかしまだ使いつづけていただいている人がいらっしゃったとしても今日でその使命が終わったのではないかと思っています。

テレビ技術については昭和の末期に仕事をしていたころからすでに出来上がったものとなっていて、数多くの部品をどんどんIC化して小型化やコストダウンを図っている状況でした。

このプリント印刷基盤は当時私が係わっていたテレビの基盤です。写真を見てのとおり半田がまだ乗っていない生基盤というもので関係者以外絶対に手にすることが出来ないものです。


そしてこれはテレビの接続図です。とても大きなもので、折り込んで使っていたものです。ジアゾ原紙で特有の匂いが20数年経過した今でもしていました。今回広げてみて長持ちするものだと驚いいます。


毎日毎日、開発中のテレビのプリント印刷基盤の裏側を眺めては、問題点の対策をするために小さな部品を裏側に仮止めしては対策の具合を評価していたものでした。結構忙しい日々でしたが今では楽しい想い出ばかりとなっています。

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