debian lenny のデスクトップの gnome にある NetworkManager の調子が悪すぎます。
複数のアクセスポイントがあると、勝手につなぎ換えてしまいます。もちろん自分のアクセスポイントですよ。
このところアクセスポイントを切り替えながら転送状況などを観察していますが、この試験をしている最中でも勝手にネットを切断するのです。
さらには普通の接続できるはずのアクセスポイントに接続できずギブアップしてしまうことも度々。頭にきて /etc/network/interfaces に設定を書き込んで NetworkManager に任せず強制的に接続する状況でした。
ネット上を検索すると私のように NetworkManager に嫌気をさした人が多数いるようです。そして Wicd へ移行しているようです。私も Wicd へ移行してみることとしました。
手順はとても簡単でした。aptitude 一発で依存関係も含めて処理してくれました。ネット上の情報では一旦 NetworkManager をアンインストールすることからはじめいるものが多いようですが、aptitude で wicd をインストールしようとすると競合する NetworkManager を削除するかどうかを問い合わせてくるので Yes で応えるだけで OK でした。アンインストールも自動でやってくれました。本当に便利になったものです。
以下は wicd をインストールした時のメモです。
# aptitude install wicd
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています
↓
以下のパッケージは依存関係が壊れています:
network-manager-gnome
以下の新規パッケージがインストールされます:
python-urwid{a} wicd
以下のパッケージが削除されます:
network-manager{a}
更新: 0 個、新規インストール: 2 個、削除: 1 個、保留: 5 個。
577kB のアーカイブを取得する必要があります。展開後に 1790kB のディスク領域が新たに消費されます。
以下のパッケージには満たされていない依存関係があります:
network-manager-gnome: 依存: network-manager (>= 0.6.5) [インストール不能です]
以下のアクションでこれらの依存関係の問題は解決されます:
以下のパッケージを削除する:
network-manager-gnome
以下の依存関係を未解決のままにする:
gnome が network-manager-gnome を推奨
スコアは -81 です
この解決方法を受け入れますか? [Y/n/q/?]
以下の新規パッケージがインストールされます:
python-urwid{a} wicd
以下のパッケージが削除されます:
network-manager{a} network-manager-gnome{a}
更新: 0 個、新規インストール: 2 個、削除: 2 個、保留: 5 個。
577kB のアーカイブを取得する必要があります。展開後に 193kB のディスク領域が解放されます。
先に進みますか? [Y/n/?]
拡張状態情報を書き込んでいます... 完了
取得:1 http://ftp.riken.jp lenny/main python-urwid 0.9.8.3-1 [166kB]
取得:2 http://ftp.jp.debian.org lenny-backports/main wicd 1.6.2.2-1~bpo50+1 [412kB]
577kB を 0s 秒でダウンロードしました (772kB/s)
パッケージを事前設定しています ...
ユーザ `*******' は既にグループ `netdev' のメンバーです。
(データベースを読み込んでいます ... 現在 116042 個のファイルとディレクトリがインストールされています。)
↓
ユーザ `******' は既にグループ `netdev' のメンバーです。
Reloading system message bus config...done.
Starting Network connection manager: wicd.
↓
途中で group の登録の画面が表示されるので、自分のユーザー名をスペースキーで選択して先に進めました。
そしてインストールが完了した後、パソコンを再起動させると wicd のアイコンが NetworkManager のアイコンのあった場所にありました。これをクリックしてアクセスポイントの選択とパスワードの登録などを行うようになります。上が見慣れた NetworkManager のもので、下が wicd のものです。何だかパソコンの温度を示しているかのようなアイコンです。
これがアクセスポイントの選択画面です。電波が届いているアクセスポイントが表示されます。この中から接続したいアクセスポイントのプロパティを開いてパスワード入力して接続のボタンをクリックすれば接続してくれます。
また勝手に接続を切り替えたり、接続が出来ないなどの非常事態もありませんでした。
また便利なのかセキュリティが甘くなるのかは判断の分かれるところですが、自動で接続するにチェックを入れておくと、パソコンが立ち上がると同時に無線LANに接続してくれます。NerworkManager のようにパスワード入力は必要ありませんでした。
これで問題がなければノートパソコンはすべて wicd に入れ替えるつもりです。
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