2016年6月20日月曜日

Buffalo HD-HGLAN にメーカ純正ファームウェアのインストール(失敗)

ハードディスクのチェックや初期化の終わったバッファローの NAS 製品の HD-HGLAN へメーカ純正のファームウェアをインストールしようとしましたが、原因不明でインストールできませんでした。

ファームウェアをインストール中の HD-HGLAN

状況

ネット上を検索してみると HD-HGLAN のハードディスクを交換した後、ファームウェアを再インストールすることを紹介しているブログをいくつか発見しましたが、これらの記事のようにファームウェアをインストールすることができませんでした。

実際に行ったこと

1.単純に自宅 LAN に HD-HGLAN を接続して WindowsXP のパソコンより、メーカ指定の方法で単純にファームウェア(1.65)のインストールを試みました。途中で「ファームウェアの更新に失敗しました。」と表示されてインストールが中断されていまいました。この他、バージョン 1.69β と 1.42 で試みましたが、同様に成功しませんでした。もちろんファイアウォールを一時的に停止させており、通信上の障害は無かったものと思われます。
なお観察した雰囲気では、ファームウェアの転送を行った後、ファームウェアの解凍を行っている途中(全 LED が点滅し、ハードディスクがカタカタと動作している最中)にインストール動作が中断されている感じでした。

HD-HGLAN のファームウェアのインストール開始
バージョン 1.65 を EM モードでインストール
ファームウェアの更新に失敗しました。


2.クロスケーブルを使用して WindowsXP パソコンと HD-HGLAN を直接接続してファームウェアのインストールを試みましたが、上記と同様にインストールに失敗しました。HD-HGLAN の IP アドレスは初期設定のままの 192.168.11.150 で、WindowsXP パソコンの IP アドレスは 192.168.11.2 に手動設定していました。

3.ファームウェアの更新ソフトウェアの起動に /force のオプションの設定を行ってフラッシュメモリの起動部分の更新も強制的に行ってみましたが、どのバージョンもファームウェアのインストールに失敗しました。
DOS プロンプト上からの起動させます。

"HD-HGLAN FWUpdate.exe"  /force

4.ファームウェアに失敗したハードディスクを取り出して内容を確認してみると、次のようにパーティションが設定されていました。
/dev/hda1 : Linux(83) -- 未フォーマット
/dev/hda2 : Linux swap(82)
/dev/hda3 : Linux(83) -- フォーマット済み
/dev/hda4 : Linux(83) -- 未フォーマット
/dev/hda3 の中に /dev/hda1 へインストールするファームウェアの圧縮ファイル(tmpimage.tgz)が存在していました。 そこで未フォーマットの /dev/hda1 を ext3 フォーマットを行って、手動でファームウェアをインストールしました。
Debian Jessie が稼働しているマシンで接続して次のとおり操作 しました。

# mke2fs  -I 128  -j  /dev/sdb1
# mount /dev/sdb1 /mnt
# tar zxvf tmpimage.tgz  -C /mnt
# umount /mnt

しかしこの状態で HD-HGLAN へ接続しても EM モードからの復旧はできない状況でした。まだ /dev/fl3 へ "NGNG" が書き込まれている状況のようでした。

この状況で再度ファームウェアのインストールを試みましたが、やはりインストールに失敗しました。

お手上げ状態

現状では為すすべがありません。フラッシュメモリの起動コード部分がせめて u-boot 1.2.0 へ変更できればと思っています。メーカ純正のフラッシュメモリ内のファームウェア部分を修正することができる firmimgtool でなんとか出来ないものかと考えています。

この他、powerpc 向けの 20 pin JTAG にチャレンジすることも考慮する必要がありそうです。


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