2016年5月22日日曜日

自宅サーバのハードディスク交換作業

FreeBSD で稼働している自宅サーバ(FMV ESPRIMO D5220)のハードディスクを交換しました。

左側のマシンが自宅サーバの FMV-ESPRIMO D5220です。
右側のマシンは、データ複写用マシンです。

経緯

自宅サーバの前回のハードディスク交換は、2014 年 7 月でした。それからおよそ2年が経過していました。我が家のメールや電話など多くの機能がこの自宅サーバに詰まっているため、故障する前に交換することとしました。
自宅サーバのハードディスク交換の予行演習
http://near-unix.blogspot.jp/2014/06/blog-post.html

自宅 FreeBSD サーバの HDD 交換

http://near-unix.blogspot.jp/2014/07/freebsd-hdd.html

準備

昨日までに交換する新しいハードディスクの検査などを終えて、準備を整えていました。なおヘッドの自動待避機能は、WDIDLE3 によって 8 秒から 300 秒へ変更しておきました。
自宅サーバ用ハードディスク(2TB)の交換の準備
http://near-unix.blogspot.jp/2016/05/blog-post_21.html

データ複写

FreeBSD による UFS フォーマットを行った現状の(古い)ハードディスク(WD20EZRX)から新しいハードディスク(WD20EZRZ)へ移行させました。この二つのハードディスクは、型番は異なりますが、基本的な仕様は同一のものです。

前回のハードディスクの交換の再、 4KB/セクタのハードディスクへ対応するために、アライメント(Alignment) 調整を済ませていました。そのため、今回のデータ複写は、単純なイメージコピーで行いました。(訂正2016-05-23: GPT への対応の部分を削除しました)

二年ほど前に設置した WD20EZRX です。

データ複写用に用意したデスクトップ・パソコンへ、新旧のハードディスクを設置した後、GParted Live CD を使って立ち上げました。自動的に起動する GParted を使って、新旧のハードディスクのデバイス名(/dev/sda/dev/sdb)を確認しました。一旦、GParted を終了させた後、端末ソフトウェアから ddrescue コマンドによってデータの複写を行いました。
GParted -- Live CD/USB/PXE/HD
http://gparted.org/livecd.php

GParted Live CD 上では ddrescue コマンドを実行させるには sudo コマンドも必要でした。実際に指定した ddrescue  コマンドのオプションは次のとおりです。リトライ回数は 3 回に設定しています。

sudo ddrescue  -d  -f  -r 3  -b 4096  /dev/sda  /dev/sdb
古いハードディスク (WD20EZRX):/dev/sda
新しいハードディスク(WD20EZRZ):/dev/sdb

なお実際の作業は、上記の ddrescue のコマンドを実行した後、すぐに Ctrl + C によって複写を停止させた後、GParted を再度立ち上げて、新品の /dev/sdb のハードディスクのヘッダ情報(パーティション情報)が書き換わっていることを確認しました。これは間違って逆方向にデータを複写していないことを確認するためでした。そして、GParted  を再度終了させた後、端末ソフトウェアから ddrescue コマンドで複写をハードディスクの先頭部分から最後まで行いました。

データ複写作業中の様子です。
GParted Live CD 上で ddrescue コマンドで複写を行いました。

複写終了

深夜から開始して、早朝明るくなるまでの約 6 時間ほどで、複写は終了しました。もともと正常に動作していたハードディスクですので、複写作業中に問題は発生しませんでした。そしてすぐに自宅サーバのマシンへ装着して動作確認を行いました。正常に起動を開始して、自宅サーバは再び息吹を吹き返しました。

データ複写中は冷却ファンでハードディスクを冷やしていました。



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