ページ

2015年11月19日木曜日

D-Link DSL-2740B へシリアルコンソールの外部端子を設置

OpenWrt Chaos Calmer 15.05 をインストールして快調に動作している D-Link DSL-2740B ですが、今後のインストールのことも考えてシリアルコンソールの外部端子を設置することとしました。

シリアルコンソール用の外部端子を設けた DSL-2740B です。

シリアルコンソールの外部端子の設置場所の検討

当初は背面側のアンテナの干渉ない場所へ設置しようと考えていました。現実的に設置するとなると一箇所しかなく、それもスイッチング電源回路部分への設置となってしまいます。この部分は発熱や誘導ノイズが発生しやすい場所でもあります。そこでこの背面を断念して他の場所を探してみました。

発熱するスイッチング電源の近くしか背面部分に空き空間がありませんでした。

筐体左側の部分はボードとの隙間が 9 ミリと比較的大きな空間が出来ていました。また周囲に広い空きスペースも存在していました。発熱や誘導ノイズの影響も無さそうでした。ここから、底板へ向けてピンヘッダを取り付けてシリアルコンソールの外部端子とすることとしました。

筐体左側の隙間へ外部端子を設置することとしました。

シリアルコンソールの外部端子の設置加工

まず最初に底板へ穴あけのガイドとなるケガキ線を入れました。

外部端子用の穴のケガキ線を入れたところです。

このケガキ線に沿ってドリルで何箇所かの穴を開けた後、ニッパーで穴を連結して切り取りました。そしてガタガタの穴を四角くヤスリで仕上げました。

底板へシリアルコンソールの外部端子用の穴を開けたところです。

4 ピンのピンヘッダを小さく切り出した蛇の目基盤へハンダ付けしました。そしてシリアルコンソール用のリード線もハンダ付けしました。

外部端子用のピンヘッダへリード線をハンダ付けしたところです。

蛇の目基盤から伸びるリード線をボード上のシリアルコンソールのピンヘッダの足へハンダ付けしました。

外部端子とシリアルコンソールをリード線で接続したところです。

蛇の目基盤をホットボンドで固定しました。この固定のために蛇の目基盤はいつもより大きめに切り出していました。

シリアルコンソールの外部端子の子基盤をボードへホットボンドで固定したところです。

動作確認のためにシリアルケーブルを接続して確認を行いました。

底板に設けたシリアルコンソールの外部端子へシリアルケーブルを接続したところです。

これでようやく筐体の天板を閉じることができるようになりました。

筐体の天板を取り付けたところです。

今後はファームウェアのインストール時には、筐体を裏返すか、筐体を立てて底板が見えるようにしてシリアルケーブルを接続して行うこととなりました。

底面に設置したシリアルコンソールの外部端子の様子です。


0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。