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2015年9月7日月曜日

ThinkPad A30 の液晶パネルのベゼルを修理

WM3B2915ABG の調整マシンとなってしまった ThinkPad A30 には、ちょっと問題がありました。それは液晶パネルの左側のネジの部分を中心としてプラスチック製のベゼル部品が割れてしまっているのです。入手当時には無かったもので、気づいたら割れていた状態でした。以前から気になっていたのですが、今回この部分を修理することとしました。

割れてしまった ThinkPad A30 の液晶パネルのベゼル部品です。

何故か ThinkPad の液晶パネルを支える左側のヒンジ部分が特に故障しやすいようで、この ThinkPad A30 もそのうち本格的に壊れてしまうのではなかと心配しています。通常であれば、しっかり固定をするために、このベゼル部品を取り外して、裏側から割れた部分を補強するプラ板などを当てて修理を行う場面です。しかし今年の春頃に液晶パネルのベゼルの割れを修理しようとして、かえって何箇所も割れが発生して、さらには液晶画面に横線まで入ってしまう事態となってしまった ThinkPad T23 のことが思い出されて、分解修理には踏みきれませんでした。
ThinkPad T23 の分解掃除
http://near-unix.blogspot.jp/2015/06/thinkpad-t23.html

修理作業

今回は分解せずに表面から割れた部分へ接着剤を流しこんで固定する方法としました。
昨晩のうちにプラモデル用のさらさらタイプの接着剤を隙間に流しこんでおきました。運悪く白化現象が発生してしまいました。固定をしっかりさせるために液晶パネルを横方向へセロハンテープを渡して固定しておきました。

プラモデル用のさらさらタイプの接着剤で接着を試みました。
固定のためセロハンテープで固定しています。
セロハンテープが液晶パネルの表面に接触しないように紙を挟んでおきました。

本日、接着の具合を確認すると十分に接着できていませんでした。破断面が完全に密着しないと難しいようです。再度通常のプラモデル用の接着剤で接着してみました。


今回の通常のプラモデル用の接着剤で正解だったようです。しっかり午前中に接着したベゼル部品が夕方にはしっかり固定されていました。

通常のプラモデル用の接着剤で固定したところです。

これで終了だと再び接着した破断面から割れてくる可能性があります。そこでこの破断面を覆うように強力なテープで補強しておきました。テープは写真フィルムの接続などで使うスプライス・テープというものです。写真現像機なども製造していたノーリツ・ブランドのものを20年ぐらい前に写真屋さんから購入したものでした。まだまだ粘着力もしっかりしているのここで使用しました。ちょうど色も黒ということもあって、ちょっと違和感はありますが許容の範囲でした。

写真フィルム用のスプライス・テープで破断面の部分を覆うように補強しました。
写真フィルム用のスプライス・テープを貼りつけたところです。

これで液晶パネルのベゼル部品の修理を終わりにしました。これ以上破損が進まないようにと願っています。

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